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パスポートの発明 監視・シティズンシップ・国家 サピエンティア04
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パスポートの発明 監視・シティズンシップ・国家 サピエンティア04

ジョン・C.トーピー(著者), 藤川隆男(訳者)

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パスポートの発明 監視・シティズンシップ・国家 サピエンティア04

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局
発売年月日 2008/12/12
JAN 9784588603044

パスポートの発明

¥3,520

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2020/06/09

歴史は繰り返す、過去を知るために本を読むという人がいますが、それを実感できる本。 今当たり前のようにあるパスポート制度ができるまでの本です。 利権を得ようとする国家、自由を求める人々など様々な対立があり、パスポート制度が変化していく過程が書かれています。 マイナンバーカードも...

歴史は繰り返す、過去を知るために本を読むという人がいますが、それを実感できる本。 今当たり前のようにあるパスポート制度ができるまでの本です。 利権を得ようとする国家、自由を求める人々など様々な対立があり、パスポート制度が変化していく過程が書かれています。 マイナンバーカードも似たようなことになるのかな。

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2014/10/14

[ 内容 ] 旅券が解き明かす個人のアイデンティティと国際国家システムの形成。 [ 目次 ] 序論 第1章 往来―国家による合法的な「移動手段」の独占化について 第2章 「祖国の見張り番」―フランス革命におけるパスポート問題 第3章 アウゲイアースの家畜小屋の大掃除―移動の自由...

[ 内容 ] 旅券が解き明かす個人のアイデンティティと国際国家システムの形成。 [ 目次 ] 序論 第1章 往来―国家による合法的な「移動手段」の独占化について 第2章 「祖国の見張り番」―フランス革命におけるパスポート問題 第3章 アウゲイアースの家畜小屋の大掃除―移動の自由へ向かう一九世紀の傾向 第4章 「甲殻類型国家」に向かって―一九世紀末から第一次世界大戦にかけての身分証明書の増加 第5章 国民国家からポスト国民国家へ?―大戦間期から戦後におけるパスポートと移動に対する制限 結論 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2010/08/20

「個人」の起源に敗残者があるみたいなこと言ったホッファーの言葉とつながるかもしれないポランニーの引用がある。その前後。 ***** 近代国家が発展し、奴隷制や農奴制などの強制労働が衰退するにつれて、国家と国際的国家系は、私的な団体から移動を認めたり、禁止したりする権力を奪い、そ...

「個人」の起源に敗残者があるみたいなこと言ったホッファーの言葉とつながるかもしれないポランニーの引用がある。その前後。 ***** 近代国家が発展し、奴隷制や農奴制などの強制労働が衰退するにつれて、国家と国際的国家系は、私的な団体から移動を認めたり、禁止したりする権力を奪い、その権力を自らの手に集中した。 そうすることは、かなりの程度まで、近代国家の特徴である領域支配の必要と、個人的自由の進展につれて生じた「主人をもたない人間」の問題に対応していた。この現象は、カール・ポランニーによる、近世イングランドにおける、明確な集団としての「貧民」の出現の議論でみごとに描写されている。 貧民は、荘園に、「すなわち、いかなる封建的上位者にも」、所属していない個人として、人目につくようになった。貧民たちが自由な労働者の階級にじょじょに形態変化をとげたのは、浮浪者の厳格な取り締まりと国内産業の育成の複合的な結果である・・・。 移動の管理が個人から国家へ移行することは、封建制度から資本主義への移行の不可欠な一面であった。 (13-14) ***** ポランニーの引用は『大転換』から。ホッファーの敗残者は難民がメインだったと思うけど。「主を持たない/失う」ことは当時は「負け」であり(勝ち取るものではない)、そうした敗者が「個人」として国家に掌握されていくというのはおもしろい。 フランス、ドイツ、アメリカ、イタリアの事例が多い。知りたかったイギリス(とその植民地)の事例はあまり多くなかったので残念。総論的な第1章(上の引用も第1章)はおもしろかった。 細かいことだけど、 「国家と国際的国家系は、私的な団体から移動を認めたり、禁止したりする権力を奪い、その権力を自らの手に集中した」 という文章は、 「国家と国際的国家系は、移動を認めたり禁止したりする権力を、私的な団体から奪い、自らの手に集中した」 としたほうが、誰がなにしたか明確になるように思う。こういうことが、他の箇所でもしばしばみつかる。(ところで国際的国家「系」ってなんだろう?systemの訳かな)

Posted by ブクログ

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