安全倫理 あなたと社会の安全・安心を実現するために

片倉啓雄, 堀田源治【共著】

• 販売会社／発売会社: 培風館
• 発売年月日: 2008/11/27
• JAN: 9784563067632

商品レビュー

2013/02/01

技術士による技術解説。

p38 「Column逆・裏・対偶」は、HAZOPの逆、その他と同じ。

p41「連想のコツ」　「Q3ガラスのコップがある。その用途をできるだけたくさんあげよ。どんな非現実的な用途でもよい。」
これはHAZOPの際の外れの事象の洗い出しと同じ。

P53「本質安全と制御安全」「リスクを軽減するには、1　人を危険源から隔離する。2期権限のもつ危険性を低下させる3　危険源そのものを取り除く、という3つの手段がある」警報機は時間的隔離、遮断機が空間的隔離、跨線橋で踏切をなくす。

P60　「使用状況の想定」2)連想術 ,3)逆・裏・対偶4）子どもの気持ちになってイタズラをかんがえてみる。　—＞これがHAZOP

P91 技術者同士のコミュニケーション　安全システムの死角
誰が安全に責任をもつのかがはっきりしない場合（責任の狭間）
開発者が安全に配慮していても、その配慮が施工や製造に活かされない場合（技術者間の意思疎通の問題）
開発者が安全に配慮していても、その意図が使用者に伝わらない場合（技術者と利用者の意思疎通）
HAZOPの効用。HAZOPに利用者が入ることにより、コミュニケーションが取れる。

P167公益通報と技術者
「考え得る限りの手段を尽くした後の最後の手段でなければならないはずだ」これは無理。考えは永久に膨らんでいくので通報できないかも。