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発明はいかに始まるか 創造と時代精神
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発明はいかに始まるか 創造と時代精神

ジョン・H.リーンハード【著】, 中島由恵【訳】

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発明はいかに始まるか 創造と時代精神

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新曜社
発売年月日 2008/11/25
JAN 9784788511385

発明はいかに始まるか

¥4,950

商品レビュー

4.5

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2011/01/29

本書では、「発明とは何か?」という根源的な問いを考察している。歴史的に有名ないくつかの具体的な発明(飛行機、蒸気機関、書物)について、関連技術の発展の経過に加えて、その発明を「偉大な発明」として成り立たせた時代の「空気」のようなものを、当時の文献を丁寧に分析することにより明らかに...

本書では、「発明とは何か?」という根源的な問いを考察している。歴史的に有名ないくつかの具体的な発明(飛行機、蒸気機関、書物)について、関連技術の発展の経過に加えて、その発明を「偉大な発明」として成り立たせた時代の「空気」のようなものを、当時の文献を丁寧に分析することにより明らかにしている。これらの発明に共通して言えることは、どの発明も、熾烈な研究開発競争を繰り広げる多くの技術者だけでなく、技術者を資金的/政治的に援助する支援者や、その技術により一攫千金を狙う事業家、そして新技術による社会変革に期待し熱狂する一般市民など、無数の登場人物によって成り立っている、という事実である。著者曰く、「飛行機は時代精神が発明した」のであり、「飛行機を発明したのはライト兄弟である」という文章は、一面では正しいものの無意味である。 当然ながら、著者は特許制度について否定的な意見を持っている。それは「発明の功績を個人にはっきりと振り分けることは不可能である」(どのアイデアも先人の知恵の塊である)からであり、また「ある技術の『先取権』を正しく認定することは不可能である」(過去に同じ技術が存在していないことを証明することはできない。特許に限定しても過去700万件分を精査することはできない。さらに悪いことに、特許のいくつかは戦争や火災で失われており、その内容は永久に不明である。)からでもある。もっとも、著者が発明について研究し、本書を執筆できるのは、ひとえに過去の膨大な特許文献のおかげである。そのせいかどうかは分からないが、本書では特許制度を明示的に批判することを避けているように感じられた。 技術系の研究や開発に従事していると、「オリジナルな成果」の呪縛に悩まされるものであるが、本書を読めば「そんなものは無い」と開き直ることができるであろう。

Posted by ブクログ

2009/01/23

発明は時代精神。個々人の試みや成果が 影響しあって英雄と評価される人が 出てくる。 創造性はつなぎ合わせの問題。

Posted by ブクログ

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