商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2008/11/07 |
JAN | 9784022644589 |
- 書籍
- 文庫
私は貝になりたい
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私は貝になりたい
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
テレビドラマ、映画、ともに観たことはないが、有名なタイトルなので、どんな話かは分かった上で読んだが、それでも過酷としかいいようがない。 上官の命令に逆らえば銃殺されてもおかしくない、という状況で捕虜の虐待(刺殺)を命じられ、かつ、実行には失敗したにも関わらず、末端の二等兵(本職...
テレビドラマ、映画、ともに観たことはないが、有名なタイトルなので、どんな話かは分かった上で読んだが、それでも過酷としかいいようがない。 上官の命令に逆らえば銃殺されてもおかしくない、という状況で捕虜の虐待(刺殺)を命じられ、かつ、実行には失敗したにも関わらず、末端の二等兵(本職床屋)が実行犯として、裁判にかけられ、絞首刑が執行される。何とも理不尽。 もし、設定として実行に失敗していなかったとしても、理不尽さは変わらないように感じるが、この点は人によるかも知れない。実際、助命嘆願書への署名は全くもって集まりが悪く、『戦犯は潔く死ね。恥晒しが。』という言葉が投げかけられる。 価値観の転換による掌返し。 処刑は自分一人で十分だ、とトルーマン宛に主張した矢野中将の言動が将官らしかった。
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映画は未見だが、シナリオについては多少は期待していた。 読んだ感想は正直、がっかりしたものだった。 橋本忍のシナリオとして、後世に残すに足るものではないというのが読んだ印象だ。 元々テレビのために書いたものを長い年月を経て修正したものでもあり、時代感覚的な部分でのずれも大きく、それを超えるドラマの力は不足していたというのが結論。 名著「複眼の映像」と比べると残念な内容である。
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