商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2008/11/07 |
JAN | 9784022505101 |
- 書籍
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まず石を投げよ
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まず石を投げよ
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医師である筆者が医療界に薄暗く漂う医療ミスの隠蔽体質をテーマに執筆した作品。 献身と憎悪が一枚の皮膚の下に同居している主人公の医師や相手が自分と同等かそれ以上の不幸を味わわないと満足できない元妻の心理を私は理解できない。 医師は誠実であるべきとされるが、医師も人間であり、好き嫌い...
医師である筆者が医療界に薄暗く漂う医療ミスの隠蔽体質をテーマに執筆した作品。 献身と憎悪が一枚の皮膚の下に同居している主人公の医師や相手が自分と同等かそれ以上の不幸を味わわないと満足できない元妻の心理を私は理解できない。 医師は誠実であるべきとされるが、医師も人間であり、好き嫌いもあるし、無意識に抱いた反感が集中力を落とすこともあるだろうが、それを患者側は当然と受け入れてはくれない。 被害者遺族の心理も様々で、真実を追求したい者もいれば最愛の人の死を受け止めるのに苦闘し傷が癒えるのをただひたすら待つ人もいて、真実を知る権利があるのと同じく知らないでおく権利もあるが、メディアや世間は真実を暴く事のみが正しいとする風潮にある気がする。 まず石をなげよ。と作者は題した。 そして聖書のファリサイ人のエピソードから、人は互いに罪深いから許し合おうという事なかれ主義ではなく、糾弾すべきは糾し自分にも罰を科す選択を見せた。 何が正しいのかわからない、 でも石は投げるべきなのかもしれない。
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久坂部羊 著「まず石を投げよ」、2008.11発行。医療ライター、菊川綾乃33歳の「医療ミスとは何か」「医者の誠意は是か非か」「医療界の隠蔽体質に風穴が開くかどうか」などがテーマでしょうか・・・? 全411頁。4日、頑張って読みましたが、138頁でとうとう失速しました。
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