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誰も国境を知らない 揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅
1,870円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 情報センター出版局 |
発売年月日 | 2008/10/07 |
JAN | 9784795848924 |
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誰も国境を知らない
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誰も国境を知らない
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
情緒的な感じは強いが一般人が通常見られない国境を感じさせるノンフィクションとして興味深かった 北方領土、竹島、与那国島は対岸の他国だから見てどうかという視点に加え、小笠原諸島のセーボレー家や硫黄島に住んでいた島民など言われるまでそんな方々がいるなど及びもしなかった視点もあり学びが...
情緒的な感じは強いが一般人が通常見られない国境を感じさせるノンフィクションとして興味深かった 北方領土、竹島、与那国島は対岸の他国だから見てどうかという視点に加え、小笠原諸島のセーボレー家や硫黄島に住んでいた島民など言われるまでそんな方々がいるなど及びもしなかった視点もあり学びがあった。 ただ何よりプレイボーイに載っていたことに驚いたが、この情緒的な感じは確かにと思わされた。
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日本の端っこの島々の旅行記。端っこなので領土紛争中の島々も含まれます。領土問題にはあまり興味無いのですがそんな秘境がどういうところなのかということについてはとても興味があるので読んでみました。北方四島、小笠原諸島、沖ノ鳥島、硫黄島、対馬、竹島、与那国島、尖閣諸島の話が載っています...
日本の端っこの島々の旅行記。端っこなので領土紛争中の島々も含まれます。領土問題にはあまり興味無いのですがそんな秘境がどういうところなのかということについてはとても興味があるので読んでみました。北方四島、小笠原諸島、沖ノ鳥島、硫黄島、対馬、竹島、与那国島、尖閣諸島の話が載っています。尖閣以外は上陸した話が書いてあります。小笠原の欧米系住民の話、沖ノ鳥島の建造物の写真、硫黄島に生活があった頃の話などが興味深かったです。もっと写真をたくさん載せてもらえたらよかったですね。
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極上に面白い。 ノンフィクションライターである著者が、日本という国の境界線に浮かぶ島々を訪れた旅行記です。 国境の島といっても、いくつかのカテゴリーに分けることができます。 1.隣国との間で領有権を争っている島々 北方領土、竹島、尖閣諸島 2.現在では間違いなく日本の領土...
極上に面白い。 ノンフィクションライターである著者が、日本という国の境界線に浮かぶ島々を訪れた旅行記です。 国境の島といっても、いくつかのカテゴリーに分けることができます。 1.隣国との間で領有権を争っている島々 北方領土、竹島、尖閣諸島 2.現在では間違いなく日本の領土であるが、島の歴史においてその位置づけが左右されてきた島々 対馬、小笠原諸島、与那国島 3.日本の領土であるが、普通の日本人が訪れるのは極めて難しい島々 沖ノ鳥島、硫黄島 ※硫黄島には2.の要素もあります。 取り立てて特筆するような事件が発生するわけでも、ドラマチックな出来事が起こるわけでもなく、苦労してコストをかけて実際に島を訪れた著者が、島の様子を肌に感じ、島に暮らす人、かつて暮らす人から聞いた話を綴っただけの内容ではあります。 だけど、それが抜群に面白い。 特に興味深かったのは、上記2.のカテゴリーにある島々。 小笠原に初めて入植したのが西洋人で、その子孫が今でも暮らしているという話は寡聞にして知らなかったし、韓国や台湾が日本の統治下にあった頃には栄えていた対馬や与那国島が、戦後国境が引かれたことで「辺境」となったことの影響を受けていく様子も感慨をおぼえずにいられません。 そして、北方領土や竹島。 自分など、国境紛争については、国際法に照らして…とか、どうしても理屈で考えてしまいがちですが、そんな理屈など「実効支配」という既成事実の前ではまったくの無力であることを痛感させられました。 国家、国境という極めて人為的な概念が、地理的・物理的な距離を凌駕していく不条理。 その不条理さにこそ、逆説的に人間の営みの偉大さを感じさせられるような気もしました。
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