商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
発売年月日 | 2008/09/25 |
JAN | 9784838719105 |
- 書籍
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はさんではさんで
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はさんではさんで
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商品レビュー
2.6
16件のお客様レビュー
自信がなくて生きる目的も見出せない というのは人生のモデル、あるいは攻撃対象となるべき父性が 世界から失われているからだ といったような思想に貫かれた青春小説二本立て 表題作は2008年の「坊ちゃん文学賞」受賞作 カバーと表紙のイラストを、志村貴子さんが描いている 「はさんでは...
自信がなくて生きる目的も見出せない というのは人生のモデル、あるいは攻撃対象となるべき父性が 世界から失われているからだ といったような思想に貫かれた青春小説二本立て 表題作は2008年の「坊ちゃん文学賞」受賞作 カバーと表紙のイラストを、志村貴子さんが描いている 「はさんではさんで」 自傷癖ある女の子が、人前で好きな男の子に傷つけられたいと願う話 それはつまり、自分にメーテルを演じる自信がないなら 男の子を機械の身体にしてしまえばよいという、倒錯的理論によって 導き出された答えなんだが 「コンビニエンス・ヒーロー」 エゴの抑圧を正義と呼ぶなら、正義は寂しいものである エゴの復権をもくろむなら父を殺さねばならない、というのが エディプス概念にもとづいた一般論だ しかしフロイトの適当な思いつきにのせられてるだけで 真の敵は他にいるような気もしないではない
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鉗子をいつ、どう使うかで欲求の揺れ動きを表していて面白かった。鉗子は彼女の心そのものであり、それは最後誰かの手に渡る。「好き」って言葉こそないけどまさに青春って感じ。コンビニエンス・ヒーローは「自分にしかできないこと」を探す話。彼の感じる虚しさは多くの人が共感するところだと思う。
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文の書き方は読みやすいんだけどね、 読みやすいんだけど、残念だ。 物語の結末が微妙というか、惜しい。 んだから、次の作品は読まずに そのまま静かに本を閉じました。
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