商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1995/04/16 |
JAN | 9784062070485 |
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空夜
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空夜
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商品レビュー
3.7
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九州の過疎の田舎の診療所に幼なじみの慎一が帰ってきた。その日から、真紀の心は弾んでいった。夫から離れてしまった気持ちはどうしようもなく、明日のことなど考えなくなっていたが、慎一のことを想うだけで生き甲斐を感じる。 田舎の暮らしは私にとっては息苦しく感じると思うけど、同じように育...
九州の過疎の田舎の診療所に幼なじみの慎一が帰ってきた。その日から、真紀の心は弾んでいった。夫から離れてしまった気持ちはどうしようもなく、明日のことなど考えなくなっていたが、慎一のことを想うだけで生き甲斐を感じる。 田舎の暮らしは私にとっては息苦しく感じると思うけど、同じように育ってきた幼なじみにとっては共有してきた時間があるっていいなと思う。狂おしいほど相手を求める気持ちが過疎の村との情景と重なって、とても素敵だった。
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いかにも男性から見た女性像のふたつの形を見せながら、結婚している女性の恋の行方を描いていく。 NHKの特別ドラマシリーズかなんかでありそうな奥深い田舎の中で、鮮烈に生きる人間を控えめに時に大胆に描写していく手法は、わかっていてもその世界に引きずり込まれてしまう。ああ、小説を読んだ...
いかにも男性から見た女性像のふたつの形を見せながら、結婚している女性の恋の行方を描いていく。 NHKの特別ドラマシリーズかなんかでありそうな奥深い田舎の中で、鮮烈に生きる人間を控えめに時に大胆に描写していく手法は、わかっていてもその世界に引きずり込まれてしまう。ああ、小説を読んだなあというまったりした気分になる。 2007/2/5 読了
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ただひたすらに淡々と描かれる、男と女の物語。劇的な何かがあるわけではなく、しかしその中の静かな変化を捉えて離さない。 描かれる情景の美しさにも惹かれる。桜、菖蒲、櫨、梅に南天。脳裏に浮かぶその鮮やかな色彩が、物語を美しく彩っている。
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