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2024/11/19

深い霧に包まれた月夜のように、どこか憂いを帯びた『歌の本』。19世紀初頭、一人の青年詩人が紡ぎ出した言葉の魔術とでも呼びたくなる詩集です。 表向きは、愛に溺れた若者の甘美な恋歌のようでありながら...その実、どこか底知れぬ闇を湛えています。美しい詩行の裏側には、時として毒を含ん...

深い霧に包まれた月夜のように、どこか憂いを帯びた『歌の本』。19世紀初頭、一人の青年詩人が紡ぎ出した言葉の魔術とでも呼びたくなる詩集です。 表向きは、愛に溺れた若者の甘美な恋歌のようでありながら...その実、どこか底知れぬ闇を湛えています。美しい詩行の裏側には、時として毒を含んだような皮肉が潜み、読む者の心を不意に掻き乱すのです。 私が最も魅了されるのは、『抒情的間奏曲』。まるで月の光に照らされた水面のように、その表層は優美でありながら、深く覗き込めば覗き込むほど、底知れぬ深みが見えてくる。 「君は花のように美しい」という詩などは、一見すると純真な恋歌のようでいて、最後の一節で突如として漆黒の不安が顔を覗かせる...そんな妖しい魅力に満ちています。 シューマンやシューベルトといった作曲家たちもまた、この詩集の持つ魔力に取り憑かれたかのよう。彼らが紡ぎ出した旋律は、ハイネの言葉をさらに幻想的な領域へと誘います。 もしあなたも、日常の世界に少し倦んだなら...この『歌の本』の扉を開いてみませんか?そこには、あなたの心を密かに誘う、甘美で危険な詩の世界が広がっているのですから。

Posted by ブクログ

2014/11/22
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[ 内容 ] <上> 激動の時代を熱烈に生きて戦った詩人ハイネ(一七九七―一八五六)。 祖国ドイツでの彼の評価はめまぐるしく変わり、ナチス支配の時代には完全に抹殺されさえしたが、その秀麗な抒情と卓抜な批判精神は、国境を越え時代を越えて数多くの読者を持った。 一八二七年刊の『歌の本』は、青春時代の抒情詩の集大成で、シューマンらの作曲で愛唱されている。 <下> 激動の時代を熱烈に生きて戦った詩人ハイネ(一七九七―一八五六)。 祖国ドイツでの彼の評価はめまぐるしく変わり、ナチス支配の時代には完全に抹殺されさえしたが、その秀麗な抒情と卓抜な批判精神は、国境を越え時代を越えて数多くの読者を持った。 一八二七年刊の『歌の本』は、青春時代の抒情詩の集大成で、シューマンらの作曲で愛唱されている。 [ 目次 ] <上> <下> [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

Posted by ブクログ

2011/07/16

大学でドイツ語を履修しているのは、これをドイツ語で読みたいから。 マルクス・メンデルスゾーン・ベルリオーズ・ショパン・ヴァーグナー・小デュマ・ユーゴーとかと親交を持ち(特にマルクス) ナチスには排斥されてしまったりと、話のネタが尽きないハインリッヒ・ハイネ 寝る前に1つ詩を読...

大学でドイツ語を履修しているのは、これをドイツ語で読みたいから。 マルクス・メンデルスゾーン・ベルリオーズ・ショパン・ヴァーグナー・小デュマ・ユーゴーとかと親交を持ち(特にマルクス) ナチスには排斥されてしまったりと、話のネタが尽きないハインリッヒ・ハイネ 寝る前に1つ詩を読んで、頭の中でその詩の世界を想像しながら寝るといい夢が見られます(笑) このサービスのカテゴライズには読んだか、読んでいる途中か選ぶ欄があるね。 きっとこの本はずっと「いま読んでいる」のままだと思うよ。

Posted by ブクログ

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