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オイルマネーの力 世界経済をリードするイスラム金融の真実 アスキー新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2008/09/10 |
JAN | 9784048673570 |
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オイルマネーの力
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オイルマネーの力
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
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2008年発行の内容ですので、その後のドバイショックなどの影響は含まれてはいません。 今後、中国、中央アジアの国々とともに、世界の中心になっていくことが確実視されているイスラム社会の力を紹介してくれています。 著者の石田和靖さんのことはYouTubeで知りました。 厳格なイスラム教徒は、豚肉、アルコール、ギャンブル、ポルノを禁止し、それらと関わる商売も行わない。 豚肉のことはなぜ厳格に禁止する必要があるのか理解力がありません。 豚肉以外に関して厳格に規制するイスラム社会はとても立派だと思います。 アルコールは過剰に摂取し、依存するのは良くないことは明白です。 ギャンブルもギャンブルに関わるその姿勢とか含めてギャンブル的なことに人生の時間を費やすことは良くないと思います。 ポルノは今のアメリカ以上に世界一性が堕落してしまっている日本社会の、アダルトビデオ隆盛で、セックス産業が日本人女性の当たり前の常識・教養・たしなみにまでなってしまっている惨めで哀れで悲惨な性奴隷に堕落してしまっている日本人女性たちを見ればよく理解ができて当然のことだと思います。 ドバイは、「夢は強く思い続けていれば実現する」ということを、実に大きな規模で教えてくれる国です。 ドバイの首長であるシェイク・モハメッド氏は、「改革のスピードが速いことをなぜ重視するのか?」と聞かれたとき、「いまの国民に豊かになってほしいから」と答えられました。 国民のすべてが豊かになることは理想形であっても、二極化が進んだ社会よりはるかに優れた社会に決まり切っています。 中東の民主化に関しては、確かに産油国の多くは絶対君主制で、国民の多くは口をはさむ余地はなく、国のお金がどんなことに投資されて、どんな使い方をされるのかを国民は知ることが出来ません。 ただし、アメリカがイラクの民主化を進めて、むしろ却って民主化どころか治安が悪くなったように、アメリカの流儀は、イラクを含めた中東地域にはなじまない。 中東諸国は、色々な宗教を持つ多種多様な民族で構成されいる。様々な民族や国家が入り乱れた歴史的十字路という背景からか、昔から戦争が絶えない地域です。 こうした地域では、方法論はともかく、絶対君主が力技で抑え込まないとまとまらないのではないのでしょうか。 と書かれています 絶対君主政治の見返りとして、ドバイの国民は手厚い保護を受けている。医療費はタダ、教育費もタダ、学校を卒業したら、公務員として採用してくれることが約束されている。 公務員は副業を認められている。 UAEで一番非難されるのは「宗教心がない」こと。 イスラム教の考え方は、何にも宗教心がなくて、自分の支えになっている思想がない、自分の意志を持たない機械みたいな集合体が一番良くないということ。 本書のおわりにで、どこの国へ行っても、日本人の評価が高い。日本人の真面目で勤勉な精神、礼儀正しく、約束は守り、手先が器用で完璧主義、そして戦後ズタズタの状態から、これだけの短期間で世界トップクラスの経済大国にのし上がったという力強さ。 これは世界中の人たちが評価してくれています。 言い換えると、トヨタの車が評価されているというよりも、トヨタの車を作った日本人の職人魂が評価されているといっても過言ではないでしょう。 しかし、もともと砂漠でラクダを引いていた人たちが、試行錯誤しながら常に新しいことにチャレンジし、自分達のあり方を考えながら、次から次へと新たなビジネスを構築しています。 それはもちろん、自分たちだけではすべてはできませんから、それぞれいろいろな分野で得意な人には得意なものを任せて、世界中のアイデアとパワーがここに集結されています。 日本人が世界へ羽ばたくために、このようなエンジンは、いまの日本人にとって必要なスピリットで、私自身がこの地域から学んだいちばん大きなことです。 「オイルマネーの力」は、世界中の人を動かし、世界中の人からパワーを引き出す、とてつもなく大きな「人的資本」を生みだす、そんな力なのかもしれません。 と書かれています。 わたし自身は情けがないことにも、そうした世界から評価をされる日本人とは無縁の正反対の生き方を歩んできてしまいました。 わたしの知らないイスラム社会のことを本書で知ることが出来てとてもよかったです。
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脱オイルから向かう先は? 先日とある飲み会をきっかけに、著者の石田さんから本を頂きました。 この本は2008年に書かれているのですが、今読んでも十分理解できる内容です。 ドバイという国は石油に頼らない経済モデルを70年代から始めてきており、 ヒト、モノ、カネを集めるにはどうしたらいいか? それを考えて考えて出てきた答えが、フリーゾーン。 そしてここで、50年間無税にするから企業よ、おいでって どんどん進めていって今のドバイが出来上がっている。 僕もちょうど2008年頃はイスラム金融に興味を持って本を読んでみたけれど、 今のイスラム金融はその当時に比べてあまり日本国内でニュースになることがない。 そう考えると、規模がそれほど大きくなってきていないのかな? あるいは日本のメディアが伝えない何かがあるのか? ドバイという国がすごいのは何と言ってもトップにいる、 Sheikh Mohammed bin Rashid Al Maktoumという方。 この方のお父さんが今のドバイの基礎を作ったらしい。 トップが国の将来をこうしたいという明確なビジョンを示し、 それに向けて一気に物事が進んでいく国がドバイなんじゃないかな。 僕も今年1月に石田さんのツアーに参加し、ドバイをみてきたわけだが、 砂漠のど真ん中に超高層ビルがずらーと立ち並んで、 そしてその周りはまだまだ新しいビルの建築ラッシュ。 お金のかけ方そもそも違う。中東にはメガプロジェクトがどんどん進行している。 本の69ページに主なメガプロジェクトのリストがあるんだけど、 サウジの「キングアブドゥラエコノミックシティ」には14兆円もかけられており、 ドバイの「ドバイランド」には20兆円のプロジェクトもある。 これだけのお金がどこから来るかというと、オイルマネーなんだよね。 今朝の(6/22)日経朝刊にも米国は 中東からオイルを輸入する量は変わっていないけど、 アフリカやその他の産油国からの輸入はシェールガスが取れることもあって、 減らしているらしい。でも中東との関係は重要だから輸入量はキープしている。 中東を新興国と捉えるのは、僕はもう時代遅れだと感じました。 これだけのダイナミックのあるプロジェクトをどんどん進めていける力強さ、 そしてカタールを始め国民一人当たりのGDPは優に日本の倍もある出ているし、 今や日本も中東を見習う必要があるのではないか? 冒頭に書いた質問の答えは? それは今の中東がどこにお金をかけているかみると一目瞭然です。
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インドや中国での石油消費が増加してきたから、アラブの石油は高騰してアラブはもうかっている。 バーレーンは原油の輸入をサウジに依存している。政治的にサウジを支持している。バーレーンで週末を過ごすサウジ人も多い。お酒が飲めるから。バーレーンがUAEみたいに金融で中立的になれなかったの...
インドや中国での石油消費が増加してきたから、アラブの石油は高騰してアラブはもうかっている。 バーレーンは原油の輸入をサウジに依存している。政治的にサウジを支持している。バーレーンで週末を過ごすサウジ人も多い。お酒が飲めるから。バーレーンがUAEみたいに金融で中立的になれなかったのは、サウジの後ろ盾があるから。 アラブでは脱石油の経済依存を考えている。観光なのか。 バラの空輸送の経由地になっている。映画産業にも注力。 サウジもUAEも海底深くから水をくみ上げえいるから水の安全性は問題ない。ミネラルたっぷり。 石油が取れるから働かない若者が多いのが問題になっている。
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