商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2008/09/20 |
JAN | 9784309409245 |
- 書籍
- 文庫
僕って何
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僕って何
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
拠り所がないと人間は生きていかれへんいうこと。 主人公と同じ1人っ子なので、気持ちはよく分かった。ただ、この時代の孤独と、今の孤独は違うやろな。 教条だけを読み上げてるB派の学生を、主人公がバカにしてる描写を見て、欧米産の理論をベラベラと押し並べてる、今の人文社会科学の諸先生方と...
拠り所がないと人間は生きていかれへんいうこと。 主人公と同じ1人っ子なので、気持ちはよく分かった。ただ、この時代の孤独と、今の孤独は違うやろな。 教条だけを読み上げてるB派の学生を、主人公がバカにしてる描写を見て、欧米産の理論をベラベラと押し並べてる、今の人文社会科学の諸先生方とあんま変わらへんなと思った。 中盤までは面白かったけど、最後はちょっと満足いかん終わり方やったので星3つ
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この時代も今も、若者は思うのだ、僕って何。 あれから30年、オジサンも思う、俺って何。 でも女性は若者も中年も、今も昔も、精神的に大人な強さを感じます。
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2020/07/26 いちご同盟とかがよく読書キャンペーンで取り扱われていることが多い三田さんの本です。初版が発行されたのが、確認したら1980年で、自分が生まれてすらいないじゃん!という感じです。案の定、この小説の主人公の生活の中心になっていったのは学生運動。歴史の授業とかニュ...
2020/07/26 いちご同盟とかがよく読書キャンペーンで取り扱われていることが多い三田さんの本です。初版が発行されたのが、確認したら1980年で、自分が生まれてすらいないじゃん!という感じです。案の定、この小説の主人公の生活の中心になっていったのは学生運動。歴史の授業とかニュースの特集とかでしか聞いたことないような言葉がたくさん出てきたぞ…と思いました。 この頃の大学生の人たちは本当にこんなことして暴れまくっていたんだろうか?大学ってそんな危険な場所だったのだろうか…と気になることもありつつ、主人公はなんとなく学生運動に巻き込まれ、そこで女の人と出会い同棲することになり、学生運動から追われたり、自暴自棄気味になったりして…という激動の学生時代の中で自分をなかなか見つけられず、確立もできないでいるような状況を打破することも出来ずグダグダしているうちに色んなことを損してしまう。 自分も、思ったことをはっきり言える人間ではないし、学生時代に行き場も特に作らずフラフラしてた時期があるので、主人公の思いにも共感できることが多数。周りが決めてくれるって楽…。 でも自分のことは最終的には自分で決めていかなくてはいけないし、そのきっかけとして周りがあってくれるならそれでいいのかな? などとちょっと難しく考えてしまうような感じを受けました。 正確には自分の考えがこの本に追いついてないだけだと思います。
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