商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2008/08/31 |
JAN | 9784048738583 |
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灼夜
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灼夜
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
たまたま偶然なんですが、日本で生きる中国の人たちと、2世、3世の人たちが登場します。この本では、日本人がいかに恵まれているか書かれてあるのですが、結局作者は何が言いたいのだろうか・・と思いました。主人公の篤はちょっと冴えない中坊。父親が蒸発し、母親が生活を支えている。力の強いもの...
たまたま偶然なんですが、日本で生きる中国の人たちと、2世、3世の人たちが登場します。この本では、日本人がいかに恵まれているか書かれてあるのですが、結局作者は何が言いたいのだろうか・・と思いました。主人公の篤はちょっと冴えない中坊。父親が蒸発し、母親が生活を支えている。力の強いものにいじめられている反動か、自分より弱いものを見ると(積極的ではないが)いじめてしまう。 そんな、情けない彼が、些細なことからかかわる事になってしまった中国在日同士の誘拐の駆け引き。途中で逃げる事も出来たし、第一、リーホワが『計算外だった』というように、最初っから、そこまで篤がかかわる必要なんか、まったくなかったのに、ほっとけなかったのか、かっこう付けたかったのか(私は後者だと思う)、先輩の尾崎を味方につけ、敵陣へ乗り込むのだったが・・。 終わりはなんとなく成長したように見える篤。それより、最後の尾崎の姿と(やはり間違った生き方をしてはいけないのです、という教訓と生まれた国籍のため?というジレンマ)、篤の母親が「あんた、夕べ店に来てたでしょ。」というセリフが印象に残りました。
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日本で暮らす中国人の闇にスポットを当てた、なかなかハードな成長物語。ちょっと「どんだけぇ?」な部分がないこともないんですが、二転三転のストーリーは楽しめました。結末はかなり切ないんですけど、永瀬らしい秀作です。
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14歳のオチこぼれ中学生の一夜の体験。 在日中国人の誘拐騒動に巻き込まれ、中国マフィアや不法滞在者の実態を否応なく見せ付けられる。 裏社会の地下銀行は臓器移植仲介業まで手を伸ばしている。 街の裏側にある底知れぬ闇は深い。 在日、不当滞在など多くの人々の鬱屈に視点が広がる。 スリ...
14歳のオチこぼれ中学生の一夜の体験。 在日中国人の誘拐騒動に巻き込まれ、中国マフィアや不法滞在者の実態を否応なく見せ付けられる。 裏社会の地下銀行は臓器移植仲介業まで手を伸ばしている。 街の裏側にある底知れぬ闇は深い。 在日、不当滞在など多くの人々の鬱屈に視点が広がる。 スリリングな一夜が明けて母子家庭の中学生は当然変化してくだろう。 。
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