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とりかへばや、男と女 新潮選書
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とりかへばや、男と女 新潮選書

河合隼雄【著】

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とりかへばや、男と女 新潮選書

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2008/08/25
JAN 9784106036163

とりかへばや、男と女

¥1,870

商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2025/01/05

ユングのアニマ・アニムスの話は難しかった。しかし、「性」というものを単純な二分法で考えることはできないのではないかということを最近ぼんやり考えていたので、筆者はそのことを明確に指摘し、さらにその理由を秩序の構築に求めていたのでなるほどと思った。さらに進んで二分どころか性には無限に...

ユングのアニマ・アニムスの話は難しかった。しかし、「性」というものを単純な二分法で考えることはできないのではないかということを最近ぼんやり考えていたので、筆者はそのことを明確に指摘し、さらにその理由を秩序の構築に求めていたのでなるほどと思った。さらに進んで二分どころか性には無限にバリエーションがあり、「男」と「女」を両極に置いたグラデーションのように考えてもよいのかもしれない。 この本で紹介されていたいくつかの物語はいつか読んでみたい。

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2023/09/09

男と女について、分かったような分からないような、分からないことが分かったような…。 「たましい」と言われると、なんか胡散臭い感じもしていたけど、人間を、心と身体に二分するのではなく、全体としてとらえるという表現には納得がいく気がする。 昔話から、こんなにも人間の無意識について読み...

男と女について、分かったような分からないような、分からないことが分かったような…。 「たましい」と言われると、なんか胡散臭い感じもしていたけど、人間を、心と身体に二分するのではなく、全体としてとらえるという表現には納得がいく気がする。 昔話から、こんなにも人間の無意識について読みとれるとは。 『昔話と日本人の心』も読みたい。

Posted by ブクログ

2022/10/02

とりかへばや物語を素材に「男と女」についての心理的課題を説いたもの。これだけでなく菊千代抄、女法王ジョヴァンナの話なども検証し、父親の意志、女性の意志、男らしさ、女らしさのあり方を考察。 言い回しがどこか遠巻きな風にも感じたが、1990年に書かれた本で当時は今のようにジェンダーに...

とりかへばや物語を素材に「男と女」についての心理的課題を説いたもの。これだけでなく菊千代抄、女法王ジョヴァンナの話なども検証し、父親の意志、女性の意志、男らしさ、女らしさのあり方を考察。 言い回しがどこか遠巻きな風にも感じたが、1990年に書かれた本で当時は今のようにジェンダーに触れることすら厳しかったと推察。 281冊目読了。

Posted by ブクログ