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弓と禅
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弓と禅

オイゲン・ヘリデル(著者), 稲富栄次郎(訳者), 上田武(訳者)

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弓と禅

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福村出版
発売年月日 1981/11/20
JAN 9784571300271

商品レビュー

4.3

31件のお客様レビュー

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2025/01/30

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1884819464082030978?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

Posted by ブクログ

2024/10/18

読み始めた時は、固い文章だなぁ…と思ったけれど、いつの間にか没頭していた。 私も何か道と名のつくものを、先生について習い、この無心の境地を体験してみたくなる。 ただコツを教えてもらって、短期間で上達させるのではなく、(「尋ねないで稽古しなさい」と言われ続け笑)時間をかけてしか得ら...

読み始めた時は、固い文章だなぁ…と思ったけれど、いつの間にか没頭していた。 私も何か道と名のつくものを、先生について習い、この無心の境地を体験してみたくなる。 ただコツを教えてもらって、短期間で上達させるのではなく、(「尋ねないで稽古しなさい」と言われ続け笑)時間をかけてしか得られないその精神状態というものの貴重さを感じた。 巻末、翻訳者稲富栄次郎の言葉(P163) 本書は考え方によっては、単に博士一個人の魂の記録ではなくて、それは正に、論理を基調とした西洋の哲学と、行を基調とした日本的芸道との対決の記録であるともいうことができるであろう。その中では、西洋的な思索法が、よく日本的修練を媒介として、超論理の世界、無の世界に飛躍しているとも言い得れば、逆にまたドイツ的論理主義が、ついに日本的神秘主義の前に、甲を脱いでいるともいうことができるであろう。ゆえに本書の中には、到るところ西洋的思惟と、日本的行との間に散る激しい火花が展開している。かように見てくると、本書の持つ意味は、単に一外国人の弓道修業の報告書につきるのではない。それは東洋と西洋という相対立する二つの文化の、対決と統一との問題に対して、最も根本的な示唆を与えるものといわねばならない。しかもそれが、単なる机上の空論や感想ではなくて、身を挺しての修練と体験とを通じて達成せられているところに、本書のみに帰せらるべき大きな存在意義があるのである。

Posted by ブクログ

2024/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本の伝統的な芸道の根底に流れる禅の精神。 これらの目的は奥義を理解することにあって決してスポーツ的意義ではない。 この、神秘主義的な実感の世界を、論理的立場の哲学者である著者が実際に6年の修練を経て感じた精神的側面を叙述した本作。 当たり前に神秘的な感覚の記述が多くて、共感性が低かった。 けど呼吸法とか、それによってもたらされる精神現在の感覚をうまく言語化していて、いわゆる「ゾーンに入る」ことを筋道立てている。 実際に6年の修練をしないとこの精神現在には至らないと思うと、長えなってなる。

Posted by ブクログ