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俳句脳 発想、ひらめき、美意識 角川oneテーマ21
775円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2008/08/10 |
JAN | 9784047101470 |
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俳句脳
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俳句脳
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商品レビュー
3.9
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季節を感じる。 さまざまな人生経験を通し、余白を見る。 日常のささいなこと。 脳科学者である茂木健一郎氏と俳人である黛まどか氏。 各々の俳句論と、対談が載せられた一冊。 ****** 以下3点、自身の中で留めておこうと思った。 ①日常のささいなことを大切に。 日常から生じた言葉というひらめき。 繊細な言葉を育んできた民族である日本人だからこそ 「花冷え」:単に寒いでなく桜が咲くころの冷え。 「花筵(はなみしろ)」「花衣」「花の客」「花の雨」桜:日本人にとって特別 「遣らずの雨」 :訪ねてきた人を帰らせないために降る雨 帰ってほしくないと大切な人 「桜狩」「紅葉狩」「蛍狩」「虎が涙雨」 朧月だな 菜種梅雨だな 薄紅葉だな ポエティックなことばを知ることで発見が増え、感性が磨かれる。 感性と語彙、それは車輪。俳句とは車輪を回し続けること。 ピアニストが練習を続けるように、俳句の畑を耕し続ける。 ②ひらめきには弛緩と緊張。 ただシャンプーをしているときにぱっとひらめく。 再発見。直感というより体験。ひとつのモチーフをめぐって体験が重なる。 豊かさとは視点をたくさんもつこと。 「日常の目」「表現する目」(畑)「詠む目」(表現しようとする目) 実態の背後にある真理、普遍的な真理、奥底に隠された真理が見えてくる。 贅肉を付けすぎると濁っていく。 ③俳句「定型」「季語」「切れ」「余白」言葉にならない余白こそ意味がある 意味は動かないけれどもイメージは広がる=いい俳句
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茂木さんのパートは、 『俳句はその余白も含めて、「ある世界観全て」を表現している 一方短いワードとして共通するものとして格言や引用などがあるが、こちらはある体系の一要素に過ぎない。』 という部分が残った。 黛さんのほうが全体的に感銘を受けた 『俳人は、言葉を考えるときに足で稼ぐ...
茂木さんのパートは、 『俳句はその余白も含めて、「ある世界観全て」を表現している 一方短いワードとして共通するものとして格言や引用などがあるが、こちらはある体系の一要素に過ぎない。』 という部分が残った。 黛さんのほうが全体的に感銘を受けた 『俳人は、言葉を考えるときに足で稼ぐ。たとえばスミレを歌おうと思えば山に毎日通いつめスミレに対して屈み、向き合うということを徹底的にする。その緊張の日々の中で、例えばシャンプーをするなどという緩和の瞬間に言葉が降りてくる』
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知らず知らずのうちに身につけている日本人らしい美意識を自覚的に知る上で役に立つ。ぼんやりとわかっていても,ちゃんと言われると納得できる。「脳」をだすなら,もう少し科学的にしてほしい。
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