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自然現象と心の構造
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自然現象と心の構造

カール・グスタフ・ユング(著者), 河合隼雄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 海鳴社
発売年月日 1976/01/01
JAN 9784875250616

自然現象と心の構造

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2026/05/06

この本は、「ユング心理学入門」1967年刊のp242で著者の河合隼雄さんが参照した本で以下のように興味があったら読んで欲しいと述べている。 中国に古くから文明 が栄えながら、自然科学が発達しなかった理由として、中国人(東洋人)の考え方が非論理的であると述べるひともあるが、そのよ...

この本は、「ユング心理学入門」1967年刊のp242で著者の河合隼雄さんが参照した本で以下のように興味があったら読んで欲しいと述べている。 中国に古くから文明 が栄えながら、自然科学が発達しなかった理由として、中国人(東洋人)の考え方が非論理的であると述べるひともあるが、そのようなことはな く、中国人(東洋人)も十分に論理的であると筆者は思う。論理的であるが、このように事象に対する態度が根本的に異なっており、このため西洋に自然科学が発達したが、中国では発達しなかったとみることができる。そして、相を相として非因果律的に把握することはむずかしいので、このようにして知った相の知識を因果的に説明し始めるや否や、それは、いわゆる迷信となり果てて、 自然科学の発達をますます妨害することともなっ たと考えられる。西洋においては、自然科学が発達するが、これは一面豊かな「相」の知恵を抑圧すること、ひいては、自我が心の深部に存在する自己セルフとの接触を失うほどの危険をもたらすことになって、現代の西洋において、「人間疎外」の問題が大きく取り上げられねばならなくなったともいうことができる。(中略)共時性(シンクロニシティー)の概念は自己の問題と関連が深いの で、ここに取り上げて簡単に説明したが、この考えは、これからの科学方法論において大きい意味 をもつものと考えられる(注23)。興味のある方は、 ユングの原著を参照されたい。 とあり、その原著がこの本だが、当時はこの和訳本はまだ出版されていなかったので、河合さんは本物のドイツ語版を読んだと思われる。河合さんの注意書きは以下の通り (注23)ユングがこの同時性の原理について発表した際に、有名な理論物理学者のパウリ (Pauli)の 論文と共に出版しているのは真に意義深い。 Jung, C. G. & Pauli, Naturerklärung und Psy- che. Rascher, 1952. (英訳 The Interpretation of Nature and the Psyche. Pantheon Books,1955.) ここで、ユングとパウリとは、自然物と心の現象の共通の説明原理として、因果律による原理と共に、この同時性シンクロニシティの原理を取り上げるべ きことを述べている。

Posted by ブクログ

2017/07/19

因果性だけでこの世は説明などできないことは自明の理だと思っているが、 ユングとパウリという、かたや精神医学かたや理論物理学の世界からこの世界を包括的にとらえ直した時の到着点が同じ方向性を持っていたということはとても興味深い。

Posted by ブクログ

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