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猫と狐と洗い熊 創元推理文庫
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猫と狐と洗い熊 創元推理文庫

アンドレ・ノートン(著者), 井上一夫(著者)

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猫と狐と洗い熊 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1973/12/13
JAN 9784488602017

猫と狐と洗い熊

¥242

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2018/08/28

◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第二十九回 ・・・ 第二十九回 「猫と狐とあらいぐま」 ・・・ アンドレ・ノートン……といっても50歳以下の人は知らないだろうなぁ。 “ウィッチワールドシリーズ”という女性と男性の地位が逆転したSF世界、というかファンタジーで一世を風靡した作家...

◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第二十九回 ・・・ 第二十九回 「猫と狐とあらいぐま」 ・・・ アンドレ・ノートン……といっても50歳以下の人は知らないだろうなぁ。 “ウィッチワールドシリーズ”という女性と男性の地位が逆転したSF世界、というかファンタジーで一世を風靡した作家なんだけど……(あー、テーマ的にはいまのマンガの「大奥」ですね)。 その彼女の非常によくできた、とはいいがたいが(というのは、これ、絶対、シリーズにするつもりだったと思うんだよね。だからなんというか、風呂敷を閉じてないの。謎だけだして、解決してないとこがいくつもあって、だからある意味完結してないから)素晴らしく心に残る一冊です。 戦争のせいで故郷をなくし、家族もなく、たった一人でB級市民として生きる少年が主人公です。 で、ペットショップで働いていたところ、地球から動物が三びき輸入されてくる……。 それが、猫と狐とあらいぐま……なんだよ。 で、この三びきはテレパシーが使え、交信できることに気づいた少年は、スパイとして使われていた三びきを助けだし、追われ、四人が自由に生きられる世界を目指す、という成長小説です。 この三びきが可愛いんだよねぇ。 で、自分自身、二級市民扱いを受けてた少年は、動物だからといって下に見ない……。 これがアメリカでは当時ものすごく斬新だったかもしれないけど、日本では動物と人間は対等なのが当たり前だから、ごく自然に受け入れられるでしょう。 もう本当に軽文学は飽きた! 読んでも読んでも食べた気がしない、スカスカの小説はもういらん! こういうのをアニメーションにして甦らせてくれないかなぁ、と切に思うよ。 面白い思いをさせろ~! というのは、わがままなんですかね? 2018年08月28日

Posted by ブクログ

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