商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 三一書房 |
発売年月日 | 1985/03/01 |
JAN | 9784380852299 |
- 書籍
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あなたも落語家になれる
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あなたも落語家になれる
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1985年刊、ようやく談志とビートたけしの間に師弟関係が結ばれるかどうかという時期において、「過去のしがらみ」等の一切の制約から自由に漫才を繰り広げる「たけし」の言動が気になって仕方ない古典落語の演じ手の独白は、鬼気迫るものがある。★その頃の自分はというと、先代の円楽が建てた「若...
1985年刊、ようやく談志とビートたけしの間に師弟関係が結ばれるかどうかという時期において、「過去のしがらみ」等の一切の制約から自由に漫才を繰り広げる「たけし」の言動が気になって仕方ない古典落語の演じ手の独白は、鬼気迫るものがある。★その頃の自分はというと、先代の円楽が建てた「若竹」(当時の笑点でさかんに話題になったホール型寄席)で談志を初めて見たころであった。あるいはNHKの演芸番組で四天王の共演を毎週楽しみにしていた頃であったろうか。 (ビートたけしは)「私は談志さんの弟子になろうと思ったが、なんだか恐れ多くて近づけなかった。(弟子になろうと思ったら)人知れず毎日、少なくとも1年間は談志宅の表を掃こうと」…★ビートたけしをして、ここまで言わせる談志。 いつもの、気になったフレーズと感想(★以下)を幾つか。 落語という話芸は(…)形やルールが伝統の上に出来上がっており、客はその形やルールを理解してくれている(…)自分が演じる人物の気持ちになって、感情移入をしてやっているわけではない(…)役になりきっていないことの楽しさが落語の魅力で…★確かにひとつ上の階から見ている感覚はある! (…)落語会中興の祖といわれた三遊亭円朝である。その頃延長はすでにシェイクスピアを翻訳し、それを脚色して演じていたのだから★浅学にしてシェイクスピアのことは知らなかった! もっと残酷な言い方をすれば、(著名な評論家達も)テレビが今日ほどドキュメント化していなかった時代だったから、その権威を持っていた★そのテレビがパワーを失った現代では、E.ポーの「失われた手紙」よろしく更なる視点の相対化が行われるわけだ。 ★饅頭怖い…に対する現代(執筆当時)女性の感覚は、あんな甘いものを全部平らげたらデブになるから、その時点で食ったもんの負け! 食われた側の口惜しさが理解されない?! (東京で寄席に通う人口が2千人ほどに落ち込んだと言われる時代に於いて)「なんでこんなつまらないものをやってるんだ?」と見事に裸の王様になるような聞き手が欲しい。★執筆から40年近く経って「落語ブーム」と言われる昨今、自分のスタンスを見つめ直させられる。一方で、小難しい考察はさておいて、自分なりの楽しみ方をすれば/できれば良いというのも、文化・芸能の楽しみ方である。 一度、ぜひ私の「芝浜」を聴いて判断してほしい★後年、何度か聞き、いわゆる伝説の会は有楽町のフィルムコンサート的な回で追体験した。ここでは、あえて感想は述べないでおこう。 「談志よ、もう『芝浜』の柄じゃねえヨ。歳が違うよ」(…)たしかに『芝浜』の主人公は二十四歳だろう。私は四十九歳★あの談志がこんなことで悩んでいたなんて‼️ 「#あなたも落語家になれる」(三一書房、立川談志著) Day201 https://amzn.to/2CKecdM
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[コメント] NHK BS「週間ブックレビュー」2012/01/21 6:30- 特集 [関連リンク] 週刊ブックレビュー: http://www.nhk.or.jp/book/review/20120121.html
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落語の人間の業の肯定 笑いのありとあらゆる人生のなかの失敗と恥ずかしさのパターン 結構なるフレーズ 人情の機微
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