商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/07/30 |
JAN | 9784163272405 |
- 書籍
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9・11倶楽部
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9・11倶楽部
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商品レビュー
3.6
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#読了。地下鉄サリン事件で妻子を失った救命救急士の織田は、現場で遭遇した見ず知らずの戸籍のない少年少女を助けることを決意。尊敬されていた救命士の立場を捨て、犯罪に手を染めながらも、少年たちととった行動とは。9・11とタイトルに持ってきていることからの関連性が早くから見えてしまうの...
#読了。地下鉄サリン事件で妻子を失った救命救急士の織田は、現場で遭遇した見ず知らずの戸籍のない少年少女を助けることを決意。尊敬されていた救命士の立場を捨て、犯罪に手を染めながらも、少年たちととった行動とは。9・11とタイトルに持ってきていることからの関連性が早くから見えてしまうのが残念だが、スピード感があり一気に読めた。
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「自分に限界をつけるのは自分だ」とか耳障りの良いキャッチコピーをぶっ壊す馳星周。実は好きな作家の一人です。分相応とか分不相応とか「本当は眼を背けたい日本語」みたいな本を作れば、もっと売れるのに(もう売れる必要は無いか)。 とにかく堕ちまくる。目的は非常に崇高なものであるけれども、...
「自分に限界をつけるのは自分だ」とか耳障りの良いキャッチコピーをぶっ壊す馳星周。実は好きな作家の一人です。分相応とか分不相応とか「本当は眼を背けたい日本語」みたいな本を作れば、もっと売れるのに(もう売れる必要は無いか)。 とにかく堕ちまくる。目的は非常に崇高なものであるけれども、手段が無い。手段があっても選べる環境じゃない。選べた手段を最適にしても、結局は3のワンペアが続く。それが人生というテーブルの周りに、あるものは選び取り、あるものは選べずに、あるものは強制的に座らされる。何が正しいとか悪いとかじゃなく、そしていつでも椅子から離れることはできるのに、皆そのテーブルに離れるどころか突っ伏していく。その世界を無慈悲にスピード感を持って作り上げる著者の筆力はやはり素晴らしいと思う。 なんでもありのボーダレスな世界は、やはり赤と黒が似合う。
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トモが出てくるあたりからどんどん読むスピードがあがっていった。 日本で生まれ育ったのに、戸籍ももらえず 闇の世界でしか生きていけない子供たちが切なかった。
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