商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2008/08/12 |
JAN | 9784091938053 |
- コミック
- 小学館
【有】椎名百貨店(文庫版)(1)
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
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絵に動きというか勢いがあって楽しい。 泥臭くギラギラと笑いを取りにいってるのも好き。 筆者の必死さや熱気が筆に乗っている。 そういや漫画って人間が書いてるんだよなと。 いやそれは当たり前のことなんだけど、それを漫画から感じることってあんまりない。 普段読んでる漫画はもうちょい無機的で冷たい。 死んでる感じがする。この本はちょっと生きてるような感じがする。描いた人間が透けて見えるような、距離感近めの漫画な気がする。
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懐かしい漫画で、紛失した様なので再購入。1.2共通です。 第1巻の「電化製品(アンドロイド)に乾杯!」が圧巻。 最近のドイツ映画「アイム・ユア・マン恋人はアンドロイド」より遥かに先を行っている。 勿論手塚治虫の作品(アニメ、火の鳥2772愛のコスモゾーン等)を持ち出せばそれに追い付いていないのは当然だが。 本作は小品であり纏まりが良い。某芥川作家の小説「隠し女小春」なんて既知の事実による水増しばかりで途中で読むのが嫌になった。 その他では4コマの「教育的指導」が面白かったが、21世紀の今の民主主義のスタンダードに照らせば高橋留美子の「らんま1/2」共々LGBTの方々に対する扱いに批判が出るだろう。 笑い飛ばしてはいけない内容を笑いの対象にしている事になる。 もっとも高橋留美子の「らんま1/2」は当時の常識でも女性蔑視であったので、もっとタチが悪いとも言える。 あの4コマで笑いの対象にしていた事、トランスジェンダー女性の入学はお茶の水女子大で認められた。歴史は良い方向にも進んでいる。 第2巻p343「教育は死なず」 ただ、当時の椎名作品には手塚作品に通じる様な、貧しい虐げられた人々、不器用な人々への温かい眼差しも感じられ、そこは高橋とは大きく異なる。 漫画家はメジャーになりきる前には結構こうした視点を持っているがメジャーになってもこの視点を崩さなかったのは手塚他僅かである。
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