代表的日本人 ちくま新書

齋藤孝【著】

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 2008/07/09
• JAN: 9784480064394

商品レビュー

2015/03/01

晶子＝西欧的自我＋日本伝統情緒，日本の青春の原型・精力善用の精神 ・上達の普遍的論理・物語のもつ共感力・作家が理想を語らずして何を語る・現代の価値観は価値感なり・文法のいい加減さは母国人のみ許される・無いものが無いと信じるほど確かなことはない・無から有の出づる義を悟るべし

2015/01/09

嘉納治五郎の柔道を普遍的原理としての、精力善用、自他共栄を広めようとした点。自分でよく考えてもっている能力を最大限に使えるか。そういう原理がみについていれば、どんな困難に出会っても物怖じせず対処できる。

2013/05/02

与謝野晶子、嘉納治五郎、斎藤秀三郎・秀雄、佐藤紅緑、岡田虎二郎について書かれた本。
私が知っていた人は、与謝野晶子だけであり、ほかの人々は知らなかった。
ここに挙げられている人はパラダイムの変化を起こした人々という印象を受けた。与謝野晶子は新しい恋愛の仕方や生き方を女性に気づかせたり、嘉納治五郎は柔道というスポーツの構築に貢献している。
僕は嘉納さんが印象的であった。彼は柔道が人々にどのような影響を与えたいかを深く考え、柔道を構築していた。彼が柔道を通して人々に基礎を徹底的に叩き込み（打ち込み）、基盤をつくる大切さを教えたいといった考えがあったことがとても参考になった。

すこし感じたのが昔の人々は社会的なネットワークができているように思える。現在ではもっと繋がりやすい社会であって、彼らがこのような時代に生きていたら、どのようにSNSなどネットを使うのかとても気になる。