片手の音('05年版) ベスト・エッセイ集 文春文庫

日本エッセイスト・クラブ【編】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2008/07/10
• JAN: 9784167434236

商品レビュー

2010/06/20

　ベストエッセイ集だそうで…。

　なんか、ガキの頃のいやあな記憶がよみがえってきたよ。
　…家庭環境が可哀想な子っているわけで、そういう子が「うちはおとーさんがいないけど、がんばってます」的な作文を書くと、思いっきり評価されるんだよな。でも、文章はめちゃくちゃだったりする。
　子供心に、作文っていうのは文章を書く技術を鍛錬するものであってノンフィクションの部分を競わせるもんじゃねぇだろう、と思っていた。つか、傷ついた。ま、自分が高慢ではなかったとはいわないけどね。

　ま、よーするにそういうエッセイが多くて、辟易したってこと。
　端麗な、日本語って美しくていいよなぁって、そんなエッセイが読みたかったのになぁ。

　…枕草子でも読んだほうがよかったかも…。

2008/07/21

私の所属するゼミの先生が書かれたエッセイが掲載され、先生から直接頂きました。
とりあえず、先生の書かれたものはやっぱり、よかったな。というか、先生にこんな過去が…という感じで。驚きもあり。文章の巧さに唸りもし。

全体としては、まだ最初の数本しか読んでませんが、どれも素敵なエッセイ。
今の所、「母の遺稿」、「アメリカに入国するとき」、「ＮＨＫラジオ」あたりがよかった。