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原日本の精神風土 NTT出版ライブラリーレゾナント
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NTT出版 |
発売年月日 | 2008/07/08 |
JAN | 9784757141896 |
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原日本の精神風土
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各地の歴史や神話にかんするさまざまなエピソードを紹介しつつ、日本の伝統的な信仰について考察している本です。 著者は、日本の伝統的な信仰のなかには、あらゆるものに「生成のエネルギー」が息づいているというアニミズム的な世界観があったと規定します。そのうえで、日本神話や伊勢神宮、出雲...
各地の歴史や神話にかんするさまざまなエピソードを紹介しつつ、日本の伝統的な信仰について考察している本です。 著者は、日本の伝統的な信仰のなかには、あらゆるものに「生成のエネルギー」が息づいているというアニミズム的な世界観があったと規定します。そのうえで、日本神話や伊勢神宮、出雲大社、熊野や吉野などの聖地、さらには円空と木食の作品にも触れて、そうした信仰のかたちがどのようなしかたで現われているのかということを追い求めていきます。 著者は、日本の伝統的な信仰のうちに、自然がやさしさと恐ろしさを併せもっているという両義性が見られていたと述べています。このことは、生と死のサイクルにかんする思想につながり、仏教もまたこうした発想と一体となって日本人の信仰の一部に入り込んでいると考えられます。こうした観点から、神木に対する信仰と仏塔に対する信仰が共通のものとして受け入れられたのではないかという考えが提出されており、興味深く読みました。 このことにかんして、かつて梅原猛が『塔』という著作のなかで、古代日本の仏教信仰における塔の意義について考察をおこなっていたことを思い出しました。梅原の本は、しだいに彼の怨霊史観にそくした日本古代史へとテーマを移していき、けっきょく仏塔にかんする考察は未完のままに終わりましたが、もしかすると考えるに値するテーマが顔を見せていたのかもしれません。
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[ 内容 ] アニミズム的世界観を仏教と融合し、新たな人間救済の宗教へ。 記紀神話の源流を遡り、アジアの海に囲まれた日本列島の多様な精神世界を見つめる。 [ 目次 ] 第1章 ムスヒの神とグレート・マザー―日本神話とアジア 第2章 原日本のクニと中国・新羅―北部九州における神と...
[ 内容 ] アニミズム的世界観を仏教と融合し、新たな人間救済の宗教へ。 記紀神話の源流を遡り、アジアの海に囲まれた日本列島の多様な精神世界を見つめる。 [ 目次 ] 第1章 ムスヒの神とグレート・マザー―日本神話とアジア 第2章 原日本のクニと中国・新羅―北部九州における神と仏の出会い 第3章 出雲の霊威とヤマト―巨木文化と神宝 第4章 旅する天孫族―穀霊・神・天皇 第5章 縄文の森と地母神―東国という精神風土 第6章 熊野―山海のカミと浄土 第7章 王朝と歌を生む山水―水と山の聖性と呪力 第8章 山と神と霊魂信仰―神仏習合を促すもの [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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