商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鹿島出版会 |
発売年月日 | 1980/06/01 |
JAN | 9784306051621 |
- 書籍
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見えがくれする都市
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見えがくれする都市
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【建築学科】ベストリーダー2024 第1位 東京大学にある本はこちら https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=2000025867
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欧米と日本の都市の比較、主に江戸の都市空間の分析を通して日本の都市・住宅構成にひそむ潜在的な意識を考察している。中でも日本特有の空間の奥性について強調している。わかりやすい文章だったと感じる。
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(01) 5章からなる都市研究の成果で,槇文彦氏が第1章と第5章(*02)とでその成果のまとめて論じている. 具体的で面白いのは,第2章から第4章にあたる本編部分である.それぞれ,道,微地形,表層といったキーワードから既に出来上がってきてしまっている東京という歴史的な都市を事例と...
(01) 5章からなる都市研究の成果で,槇文彦氏が第1章と第5章(*02)とでその成果のまとめて論じている. 具体的で面白いのは,第2章から第4章にあたる本編部分である.それぞれ,道,微地形,表層といったキーワードから既に出来上がってきてしまっている東京という歴史的な都市を事例として分析し,さまざまに試行的なモデルを提示しながら論じている. このような方法論は,汎用的であり,他の都市や農村集落などの分析にも応用可能なものとなっている.また,本書は1980年の成果ではあるが,40年後の今日にも有効な方法であると思われるぐらい,ワクワク感とスリルのある展開がある. (02) タイトルにも現れている「見えがくれ」の意味するところについて著者たちは,明らかにして論じているわけではない. 図と地による都市理解は,当時のやや流行した理論であったという面も感じさせられる.図と地が互いが反転しつつ,「見え」たり「かくれ」たりしながら都市は表層に現れていることの宣言でもあったのだろう.「ひだ」や「奥」にかくれる都市があり,微地形や道,接道部分の表層を前景化した図として抽出することで,新たに「見え」てくる都市と現象もあることは本書からうかがえる. 第1章は「都市をみる」と題している.能動的に「みる」ことよりも,実は,やや脇道にそれつつも,徹底した方法によって,受動的に「みえ」てしまうものたちのほうが,都市の現代的な様相のリアルなのではないだろうか.そんなことも考えさせられた.
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