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「死体」が語る中国文化 新潮選書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/06/25 |
JAN | 9784106036101 |
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「死体」が語る中国文化
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
日頃、死体や骨の神聖視・葬儀に関する決まりごに少し「うーん」と思ってたのでなんかちょうど良かった。 別に骨を後生大事にしている人に「爪とか髪の毛も腐らないと思うんですが燃やしたんですか?」とは聞かないけど。
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一言でいえば目からウロコが落ちました。タイトル通りの内容です。おかげでこれまで中国を舞台にした映画ドラマ漢文学などでイマイチ理解できなかった事がみごとに点と線でつながりました。 例えば西太后が薬になるからと嘘笑いを浮かべてライバルに自分のモモ肉(もちろん嘘)を渡すシーン。 キ...
一言でいえば目からウロコが落ちました。タイトル通りの内容です。おかげでこれまで中国を舞台にした映画ドラマ漢文学などでイマイチ理解できなかった事がみごとに点と線でつながりました。 例えば西太后が薬になるからと嘘笑いを浮かべてライバルに自分のモモ肉(もちろん嘘)を渡すシーン。 キョンシーが夜は道士に導かれつつ歩き、昼間は「義荘」で寝て、必死に里帰りを目指す理由。 漢文に出てくる侮辱行為「ししびしお(敵の死体を塩漬けにして食べる)」。 本書を読む前は、中国大陸は広大で何でもアリだから極端な事が表にでやすいのだろう程度の理解でしたけど、魂魄の意味や死体処理ネットワークの話を知ると、実は彼らにとって理由のある行為だったのだと分かります。単なる極端なグロテスク趣味ではないのです。苛烈な歴史に形作られた民族性と、島国日本とはスケールの違う大陸的な身体観および死生観を感じました。最終章あたりはやや筆がノリすぎな気もしましたが、全体的に非常に面白かった。 中国に限らず異文化というものは、常に、自分が考えている以上に、根本から異なった物なのだと改めて謙虚になれました。昨今人気の中華ドラマにハマっている人や、日本国内から一歩も出ずに中国ヘイトに勤しんでる人、あるいは逆に中国を理想化してロマンを描いてる人など、みんなそれぞれに楽しみつつ、それぞれの目から鱗が落ちる本だと思います。
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凄まじい物を読んだ。中国において死にまつわる文化、またそれらの歴史が詳らかに紹介されている。特に心に残ったのは東華義荘のくだり。 取り扱うテーマがテーマであるだけにショッキングな内容も多分に含まれるので、心して読まれたし。
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