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シヴァとディオニュソス 自然とエロスの宗教 芸術人類学叢書2
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シヴァとディオニュソス 自然とエロスの宗教 芸術人類学叢書2

アランダニエルー【著】, 淺野卓夫, 小野智司【訳】

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シヴァとディオニュソス 自然とエロスの宗教 芸術人類学叢書2

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2008/05/28
JAN 9784062147378

シヴァとディオニュソス

¥2,750

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2013/03/18

借りたもの。 ギリシア神話のディオニュソスのルーツは小アジアよりやってきた神である事はよく知られた話だが、著者によるとそれはインド神話の最高神・シヴァであるという。 両神ともに神話上で二度生まれ変わる事や、狂乱秘儀の祭典との共通性、雄牛の供儀や人身御供を指摘。 故に、クレタ文明な...

借りたもの。 ギリシア神話のディオニュソスのルーツは小アジアよりやってきた神である事はよく知られた話だが、著者によるとそれはインド神話の最高神・シヴァであるという。 両神ともに神話上で二度生まれ変わる事や、狂乱秘儀の祭典との共通性、雄牛の供儀や人身御供を指摘。 故に、クレタ文明などもルーツはインドにあると主張する。 そこにあるのは原始宗教にある自然と人間の調和、性の賛歌である。 著者はこれらを肯定し、一神教が排斥してしまった事を批判し、特にキリスト教における選民思想が異教のそれら破壊し、ひいては自然破壊を促したと非難する。 (実はキリスト教もディオニュソスの神話を汲んでいる。社会的イニシエーションとしての儀礼が残ったものであろう) シヴァ=ディオニュソスにおけるインド、ギリシア両神話の共通性を指摘し、ギリシア神話研究においても欧州の神話のみに留まらずに比較することを提唱している。この点には同意するが、全体的に強引で乱暴とさえ感じさせるものあるので、読んでいて苦痛を感じる事があった。 書籍後半、著者は責任を伴うものとしての階級であること、インドのカースト制を支持している。 だが…性の賛歌を肯定し、シヴァ教の社会がもともと母系制であったことを指摘するなら、その上でカースト制を理由にしたレイプなどの“犯罪”に対しては非難して欲しかった。

Posted by ブクログ

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