アトピー性皮膚炎はなぜ治らなかったのか 標準治療を応用した完治マニュアル

木村和弘【著】

• 販売会社／発売会社: トロント/高文研
• 発売年月日: 2008/06/10
• JAN: 9784874984024

商品レビュー

2013/09/08

アトピー性皮膚炎の標準治療を応用した、治すための治療方法を解説したもの。
アトピー性皮膚炎に関する本はたくさん出ていますが、内容は千差万別。西洋医学の先生でも意見が分かれていたり、さらには怪しい代替医療まで・・・。そこでまずアトピー性皮膚炎について、正しい情報を学ぶべきだと思います。本書はアトピー性皮膚炎の治療に実績のある病院の先生が書いたもの。治療方法も、標準治療をすこし応用したものなので無理がありません。一読しておく価値はあると思います。

『東洋医学・鍼灸を学ぼう！』内の書評はこちらから
http://hariq-study.genpoudou.com/body/books_health44.html

2013/07/20

実際の臨床医が「完治する」とまで言い切ってくれるのはとても心強い。
民間療法とか単なる信念とかじゃなく、ちゃんと科学的知見と自身の豊富な経験に基づいたその論は説得力がある。

にしても、こういう「ちゃんとした」治療が、、そうでない治療よりも儲からないってのは、医師にとっても患者にとっても不幸以外の何物でもないよね。なんとか改善できんもんか。

2012/02/27

ステロイドを使う、現在の医療の考え方を書いた本。
ステロイドの賛否云々ではなく、少なくとも、こういう考え方で一般の皮膚科（ステロイド推奨の病院）は治療しているんだということがよくわかってよかった。
アレルギーとアトピーは違うということがよくわかった。
食事療法や掃除はあまり意味がないかも・・・とも。そのストレスでQOLが損なわれるなら、何もしないほうが良いと説いている。

でも、無理しなくても、悪化が防げることがあるなら、やはりそれは取り組みたい。医師の明確な意図だろうが、食事や家など、悪化要因が少しでもわかるものは教えてほしいな・・・と思った。

現在、娘は、ステロイドを再使用しはじめて、症状が落ち着いている。
今後どうするのか、薬の塗り方や保湿の仕方がわかったのは大きな前進だった。