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小角よ 楊貴妃を 角川文庫
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小角よ 楊貴妃を 角川文庫

藤川桂介(著者)

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小角よ 楊貴妃を 角川文庫

501

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店
発売年月日 1991/10/08
JAN 9784041653333

小角よ 楊貴妃を

¥501

商品レビュー

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2017/10/29

シリーズ番外編第3弾は、小角が主役を務めます。 玄宗皇帝が楊貴妃を愛するあまり政治を顧みなくなり、唐の国には民の不満がしだいに高まっていました。そんな時代に小角が天津速駒に乗って日本から唐に渡り、朝衡という名前を与えられて皇帝に仕えていた阿倍仲麻呂や不空阿闍梨らと語り合いながら...

シリーズ番外編第3弾は、小角が主役を務めます。 玄宗皇帝が楊貴妃を愛するあまり政治を顧みなくなり、唐の国には民の不満がしだいに高まっていました。そんな時代に小角が天津速駒に乗って日本から唐に渡り、朝衡という名前を与えられて皇帝に仕えていた阿倍仲麻呂や不空阿闍梨らと語り合いながら、この国の行く末を見定めようとします。 そんなある日、玄宗の前に不動明王が姿を現わし、皇帝としての責務を果たすか、それとも楊貴妃への愛を貫くか選ぶように迫ります。玄宗は楊貴妃の安穏を選び、彼の答えを聞いた不動明王は、小角と皇帝を引き合わせます。その後、安禄山の乱が勃発して唐の国は混乱に陥り、小角は楊貴妃の身柄を日本へ移すために力を貸します。 楊貴妃が日本に流れ着いたという伝承をもとにしたストーリーです。ただ、小角が超人すぎるためもあって、作品全体にいま一つ緊迫感に欠けるような印象があります。あるいは玄宗皇帝なり楊貴妃なりの没落していく姿を美しく描写するという手法もあるはずなのですが、そうした工夫も見られないように感じてしまいました。

Posted by ブクログ

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