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昭和史の一級史料を読む 平凡社新書418
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2008/05/15 |
JAN | 9784582854183 |
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昭和史の一級史料を読む
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昭和史の一級史料を読む
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
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近衛文麿の昭和20年2月の上奏文が堀田「方丈記私記」にも取り上げられていて、「敗戦自体はそれほどのことでもない」という箇所がこれでもか、とこき下ろされている。 確かに無責任極まりない話というのが大前提であり、そのことが本書「昭和史の一級史料」でも「近衛の妄想」という表現で示唆されているのだが、「史料を読む」というのは歴史のディティールをきちんと抑えようという話であるから、そのときの当事者の心理や人間関係の襞に積極的に分け入ろうとする。 著者らの姿勢には敬意を払った上で、でもなあ、とも思うのだ。分け入れば分け入るほど、例えば先ほどの近衛のトンデモ発言にもそれなりの背景があることがわかってくる。なるほど、と思う。しかしそこに堀田の指摘するような「大前提」を忘れてしまってはいないか、と気になるのだ。 天皇にしても色んな史料によってその立場や発言が微妙に色を変える。好戦的な天皇像といった単純化はやはり間違っているのだ、と。だったら同時に天皇の「聖断」のみをクローズアップするようなものもやはり単純化には違いない。神は細部に宿るが、木を見て森を見ずは困る。
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-20080619 国会図書館憲政資料室に永年勤めた広瀬順晧を相手に昭和史研究の著作で知られる保阪正康が読み解く、昭和前期激動の舞台裏と天皇ヒロヒトの実像に迫る、08年刊
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[ 内容 ] 「富田メモ」や『卜部亮吾侍従日記』をはじめ、昭和史における一級史料の発掘が相次いでいる。 歴史史料は、どう読んだら理解が深まるのか。 ノンフィクションとアカデミズムでは、史料の考え方、使い方はどう違うのか。 側近たちが残した史料が語る昭和天皇の実像とは。 昭和史研究...
[ 内容 ] 「富田メモ」や『卜部亮吾侍従日記』をはじめ、昭和史における一級史料の発掘が相次いでいる。 歴史史料は、どう読んだら理解が深まるのか。 ノンフィクションとアカデミズムでは、史料の考え方、使い方はどう違うのか。 側近たちが残した史料が語る昭和天皇の実像とは。 昭和史研究の第一人者と、史料発掘の専門家が「史料の表裏」を縦横無尽に語り合う。 [ 目次 ] 1(昭和史史料の見取り図 史料の空白部分 史料発掘の裏側 歴史をめぐる「記録」と「記憶」 昭和天皇史料をどう読むか) 2(昭和史の転換点を読む 昭和史の虚実に迫る) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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