商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2008/05/16 |
| JAN | 9784003400951 |
- 書籍
- 文庫
アメリカのデモクラシー 第二巻(下)
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アメリカのデモクラシー 第二巻(下)
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商品レビュー
4.6
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著者は未来から来たのか。今の時代においても言い得て妙な数々。 国民の平等化が進んだ民主的国家にこそ生じる強力な専制政府の脅威。 ・民主的な世紀には、人が人のために身を犠牲にすることは滅多にないが、人類全員に広く思いやりを示す。無益な苦痛を他人に与えることはなくなり、自分をたいし...
著者は未来から来たのか。今の時代においても言い得て妙な数々。 国民の平等化が進んだ民主的国家にこそ生じる強力な専制政府の脅威。 ・民主的な世紀には、人が人のために身を犠牲にすることは滅多にないが、人類全員に広く思いやりを示す。無益な苦痛を他人に与えることはなくなり、自分をたいして害することなく他人の痛みを軽減できるときには、喜んでそうする。人々は無私ではないが、心優しい。 ・名誉をつくり出したのは人間の間の相違と不平等であった。この差異が姿を消すにつれて、名誉は弱まり、それとともに消えていくかもしれない。 ・従属にも平等にも耐え難いこの同じ人間が、にもかかわらず、自分自身を軽んずるあまり、自分は俗悪な快楽を楽しむためにのみ生まれたと思い込むに至る。 ・市民たちは今現在の享楽への怯懦な愛着にとらわれるあまり、自分自身と子孫の将来への関心を見失うのではないか、彼らは与えられた運命に無気力に従うのを好んで、必要な場合に運命を変えるために急遽、精力を傾けることを嫌うのではないか、私にはそれが心配である。 ・戦争はあらゆる産業を破壊しつくすと、それ自体が最大で唯一の産業となり、そうなると、平等から生まれる熱烈で野心的な欲望はあらゆるところから戦争の方向にしか向かわなくなる。 ・普段の商売と安定した暮らしから引き離すことができたならば、彼らは簡単によい兵隊になる。
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トクヴィルの主著『アメリカのデモクラシー』の第2巻。第1巻の5年後に出版された。民主政体が社会に及ぼす影響について、第1巻よりも普遍的に考察されており、「デモクラシーとは何か」が、より正確な表題になるのだろう。 「多数者による専制」(民主国家にこそ専制政権の危険性がある)で知ら...
トクヴィルの主著『アメリカのデモクラシー』の第2巻。第1巻の5年後に出版された。民主政体が社会に及ぼす影響について、第1巻よりも普遍的に考察されており、「デモクラシーとは何か」が、より正確な表題になるのだろう。 「多数者による専制」(民主国家にこそ専制政権の危険性がある)で知られる話題も第2巻に出てくる。かといって、貴族制を維持するのは必ず失敗する。では、どのようにして民主主義と自由とを両立するか。今でも古びない問題意識である。
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最終巻。 デモクラシーと中央集権、専制についての警告が現代にも通じるところがあるように思えた。 地域共同体などの中間団体がなくなることの危険性やそれらをどんどん無くそうとしてしまう民主的人民の傾向についての分析はいまも変わらないのではないかと思った。 政治活動というと選挙と...
最終巻。 デモクラシーと中央集権、専制についての警告が現代にも通じるところがあるように思えた。 地域共同体などの中間団体がなくなることの危険性やそれらをどんどん無くそうとしてしまう民主的人民の傾向についての分析はいまも変わらないのではないかと思った。 政治活動というと選挙と投票くらいのものしか思い浮かばなくなっている私なんかはトクヴィルからみたらナンセンスなんだろうと思う。 またデモクラシーの時代こそ、仕事や生活は忙しくなるが精神的な変化は停滞するという分析もハッとさせられた。 確かに世論が強くなるにつれて、一度抱いた誤った信念などは中々変化しないように思える。 1巻と2巻長かったが読んでよかった。
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