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ケータイ小説のリアル 中公新書ラクレ
814円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2008/05/10 |
JAN | 9784121502797 |
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ケータイ小説のリアル
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ケータイ小説のリアル
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商品レビュー
3.3
16件のお客様レビュー
本書の最初に著者が示している、ケータイ小説を書籍化した本は都市部よりも地方で売れているという事実は、まったく予想していなかったので興味深く読みました。日本中どこにいても同じ情報を手にすることのできる携帯電話という媒体を通じて広まった「ケータイ小説」に、都市と地方の格差がはっきりと...
本書の最初に著者が示している、ケータイ小説を書籍化した本は都市部よりも地方で売れているという事実は、まったく予想していなかったので興味深く読みました。日本中どこにいても同じ情報を手にすることのできる携帯電話という媒体を通じて広まった「ケータイ小説」に、都市と地方の格差がはっきりと示されているというのは意外です。 これまでの文芸書が「読む消費」を想定してつくられてきたコンテンツだとすれば、ケータイ小説は「書く消費」を求める人びとが作り出したコンテンツだというのも、納得のできる見方でした。ブログを書く延長にケータイ小説を書くことがあるという著者の理解に沿って考えれば、ケータイ小説を従来の文芸書のように「作品」として理解するのは間違いであり、むしろわれわれが気に入ったブログを読むように、おなじような感性をもつ著者と読者が作り出しているコミュニティの空間として、ケータイ小説という文化装置をとらえるほうが正しいのかもしれません。 読者投稿との連続性の指摘や、恋愛をテーマにした女性向け自己啓発書との類似点についての指摘は、それなりに納得はできるものの、ケータイ小説にとってそうした観点がどれほど本質的なものなのかということが論じられていないところに不満がのこります。
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ケータイ小説は学生時代とっても夢中になった過去がある。 どうやってケータイ小説が人気になってきたのか。
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私は常に「読む消費」側の人間なので、まずその視点からの感想を。 『恋空』映画化で話題になっていた頃、当時読書とは縁遠かった私もさすがに読んどかないとヤバイかな?と思って、放課後一気に読みました。←ミーハーな奴w そして不覚にも物語終盤でボロ泣きした思い出があります…。+(≧ヘ≦。...
私は常に「読む消費」側の人間なので、まずその視点からの感想を。 『恋空』映画化で話題になっていた頃、当時読書とは縁遠かった私もさすがに読んどかないとヤバイかな?と思って、放課後一気に読みました。←ミーハーな奴w そして不覚にも物語終盤でボロ泣きした思い出があります…。+(≧ヘ≦。) でも今読み返そうと思ったら、結末わかってるし純真無垢な心も消えちゃった(?!)んで、たぶん泣けないだろうなあ。笑 あれは青春の思い出だから“良いもの”だったんだと思います。 あと、読書が趣味と化した今となっては、たぶん横書きの小説は読みづらいだろうなと。(現にケータイ小説は『恋空』以外読んだことないかも。) たしかに本読むの苦手な子にとっては、とっかかりやすいジャンルかもしれませんね♪ 一方、「書く消費」側のことについて考えてみますと…、 素人が躊躇なく不特定多数の人に、ぜひ私の書いた文章を読んで~って公開できちゃうのは、やっぱり匿名性のなせる技じゃないかなと思います。 でもそれはあくまで創作物(小説など)に限ったことで、Twitterやfacebookなんかは個人を特定できるし…となると、やっぱり人は純粋に「書くこと」「伝えること」が好きなんじゃないかな?と思います。 ただし、この「書く消費」は単に書いてスッキリ!!っていうんじゃなくて、それに対する読者の反応もセットで一つの消費行動なんじゃないかなと。 それもできれば反論じゃなくて、共感とか肯定とか…自分自身や自分の考えを理解して支持してくれる意見が欲しいと思うところじゃないでしょうかね。(´∀`〃)” 本文中に、ケータイ小説は作者と読者が一緒に作っていく感覚がある~というような記述がありましたし、作者としてもそこは気になるところなんじゃないかなと思いました。 とはいえ個人的には、たとえ素人といえどプライド持って書いてると思うので、それはもう妄想なんかじゃなく立派な作品だし、読者の顔色窺ってコロコロ設定や結末を変えるようなことはしてないと思うのですが…どうなんでしょ?笑 機会があったら、またケータイ小説を読んでみようかなと思いました☆
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