商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2005/12/20 |
JAN | 9784149233437 |
- 書籍
- 書籍
功名が辻 前編
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
功名が辻 前編
¥1,100
在庫なし
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
「功名が辻」のDVD全巻を観終え、司馬遼太郎作品の原作も読破したところなので、この書を手に取るのは自然な流れである。ついつい、ドラマと原作を比べ、脚本家の大石静氏の巧妙さに感心してしまう。もし原作通りのストーリーであればこれほどハマらなかっただろう。 例えば、本作品のキーワード...
「功名が辻」のDVD全巻を観終え、司馬遼太郎作品の原作も読破したところなので、この書を手に取るのは自然な流れである。ついつい、ドラマと原作を比べ、脚本家の大石静氏の巧妙さに感心してしまう。もし原作通りのストーリーであればこれほどハマらなかっただろう。 例えば、本作品のキーワードの一つに「禁断の愛」を設定したこと。幼馴染ながら夫ある身の千代に対する六平太、実の兄へ献身的に尽くすお市の方の織田信長への愛、いとこ同士ながら主君の正室になってしまった明智光秀と濃姫、主君の妹(お市の方)に惚れ込んでしまった豊臣秀吉…。最後の一つに関しては別の作品でも描かれているが、他は大石氏の遊び心である。こんなスパイスがあると、ドラマの面白みもより深みを増す。これらを史実に絶妙に絡ませながら展開していく。他の大河ドラマとは異なり(近年でみても、平清盛、坂本龍馬などは複数ヒロイン制)、山内一豊は側室を持たないため、色恋沙汰に乏しい。そのため、周囲のキャラクターに恋愛関係を展開してもらうしかなかったのだろう。後編もさくっと読んでしまおう。
Posted by