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樹の声 海の声 6 第三部 下 朝日文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 1986/01/01 |
JAN | 9784022603364 |
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樹の声 海の声 6 第三部 下
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シリーズ最終巻。 咲耶は、ヤン・ホイェツキと結婚するにあたって懸案であったカトリックへの改宗を経て、二人はヤンの実家であるポーランドで暮らしはじめることになります。日本に渡航することを計画していたヤンでしたが、まもなく計画は頓挫し、咲耶は彼を励まし支えつづけます。 ところが、...
シリーズ最終巻。 咲耶は、ヤン・ホイェツキと結婚するにあたって懸案であったカトリックへの改宗を経て、二人はヤンの実家であるポーランドで暮らしはじめることになります。日本に渡航することを計画していたヤンでしたが、まもなく計画は頓挫し、咲耶は彼を励まし支えつづけます。 ところが、ポーランドをめぐる世界情勢はしだいに悪化し、ドイツとソ連のそれぞれの思惑のあいだで、人びとの不安は高まっていくことになります。やがてドイツがポーランドに侵攻を開始すると、咲耶はつてを頼ってヤンとともに国外へと脱出する道を模索します。 明治時代に生を受け、西洋文化に対する造詣の深い家庭環境で育った一人の女性が、ヨーロッパにわたり自由を追求したというこれまでのストーリーからすこし主題が逸れているような印象もありますが、時代の流れに翻弄されながらも自分自身と夫を守るために敢然とした態度をつらぬいた咲耶の精神の強靭さは本巻でもじゅうぶんにえがかれているように思います。
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