商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/04/14 |
JAN | 9784062760164 |
- 書籍
- 文庫
ともだち刑
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ともだち刑
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商品レビュー
3.8
17件のお客様レビュー
学生特有の小さなコミュニティー、すぐに移り変わってしまう儚い人間関係、分かってしまう感覚も含めて胸が詰まった。 何気ない友達の一言が、胸に刺さって何十年経っても傷が癒えないのは、誰にでもあると思う。 相手は覚えていないくらいの一言が、時には一生ついて回るほどの威力を生む。きっと傷...
学生特有の小さなコミュニティー、すぐに移り変わってしまう儚い人間関係、分かってしまう感覚も含めて胸が詰まった。 何気ない友達の一言が、胸に刺さって何十年経っても傷が癒えないのは、誰にでもあると思う。 相手は覚えていないくらいの一言が、時には一生ついて回るほどの威力を生む。きっと傷付けようという意図がない方が、心を押し潰す破壊力があるのではないかと思う。 かさぶたになっているけど、たまに存在を思い出して、あの時痛かったなって撫でて笑えるくらいの傷では済まないくらい、この主人公の傷は深かったのだろう。 怒りの強さを感じられる本だった。
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読んでいて苦しかった。 寝る前に読むと、悪夢につながりそうなので、昼間しか本を開けなかった。 解説で、齋藤先生が学生に読むようにすすめていると書いていたが、イジメの教科書としてはかなりのインパクトだと思う。 特に教師がひどいし。 ラストのように、ポケットの中で包丁を握りしめている子供たちが、たくさんいるような気がする。
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憧れの人と仲良くなれたかと思いきや、ある日を境に、クラブ内で苛められる立場に追い込まれた主人公。 読んでいて、「似たようなこと、あったなあ」と、忘れかけていた嫌なことを思い出した。 私はどちらかと言えば苛められる側だったけれど、ここまで酷い目にあったことはない。クラブ活動もしていなかったし。でも、もしスポーツ系のクラブに入っていたら、同じような立場になったかも知れない。 主人公が逃げ出すに逃げ出せずに卑屈になっていく感じや、苛めたくはないなあと思いつつ、権力のある子に引きずられてしまう周囲の感じがわかるだけに読んでいて辛かった。
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