![カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った 朝日新書](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001584/0015841853LL.jpg)
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カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った 朝日新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2008/04/11 |
JAN | 9784022732064 |
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カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った
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カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った
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自伝、とあるが、フランス人ライターによる聞き書き。 「世界でもっとも頻繁に口にされるロシア人の名前は、レーニンでもスターリンでもゴルバチョフでもない。カラシニコフだ。その言葉の背後にあるもの――それは、正確な数こそ誰にもわからないが、六千万とも八千万ともいわれるカラシニコフ自動...
自伝、とあるが、フランス人ライターによる聞き書き。 「世界でもっとも頻繁に口にされるロシア人の名前は、レーニンでもスターリンでもゴルバチョフでもない。カラシニコフだ。その言葉の背後にあるもの――それは、正確な数こそ誰にもわからないが、六千万とも八千万ともいわれるカラシニコフ自動小銃が世界中に出回っているという事実である」(ライターによる序文より) 確かに、本物の銃なんてほとんど見たことない私でも「カラシニコフ」が銃の名前だということはいつの間にか知っている。 アメリカ人銃史家、エドワード・エゼルはカラシニコフに、彼のAK47は「多くの偉大な銃設計家たちが世界一優秀な銃だと認めている」と言い、さらにこう言ったという。 「テレビのニュースに登場するのは、ベイルートだろうがイランの砂漠だろうが、いつだってAK47だ」 そうしたニュースは必ずいつも暗澹たる現実を伝えている、ということはさておき、この本じたいは非常におもしろかった。 特に前半は、え、これって、実話? 海外ドラマのノベライズじゃないの?と言いたくなるような、そこらへんのフィクションなんか全然目じゃないくらい波乱万丈でおもしろい。カラシニコフという人は、タフで頭がよく、いろんな人生の分岐点で驚くほど正しい道を行き、かつ強運に恵まれてもいる。 そして、ここが肝心なんだけれど、彼は物語の主人公として、読んでいて好感を持たずにはいられないまっすぐさがあった。 ソ連という、やたら極端な国に翻弄されながらも、ほんのちょっとだけ向こうみずで、ピンチをしぶとく生き抜き、ゼロから(見方によってはマイナスから)道を切り開いていく。 イッキ読みしてしまった。 背景からほの見えるソ連、ロシア、という国の無茶苦茶さ加減も非常に興味深かった。 こう言っちゃなんだが、あの国、よく保ってるなぁ、とすら思ってしまった。ほんとに無茶苦茶じゃない? ワルシャワ条約機構に加盟している国は、「ソ連からの贈り物」として、対価を支払うことなく自国でカラシニコフ銃を製造することが可能なんだそうだ。(今もそうなのかどうなのか知らないけど) いかにも冷戦期にありそうな気前の良さだと思った。 まあ、でも例えパテント料を取ったとしても、それが何かの抑止力になったとも思えないけど。 ソ連に限らず、国家っていうものはどこも、私が期待するよりもはるかにモラルが低くて時々驚く。(しかも、時に体裁を取り繕うことすらしない) カラシニコフが他の著名な銃器設計者たちとすぐに意気投合し、お互いの才能と努力に深い敬意を抱き合う姿は、ものづくりが好きな人や、他の分野の設計者には非常に共感できるところなんじゃないでしょうか。
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かの有名なAK27の設計者の自伝。 富農撲滅の政策が取られた時に虐げられたのに、なぜ国のために武器設計に没頭したのか読むまでわからなかった。だけど読んでみて、「祖国」への強烈なまでの愛が生んだ結果なんだなって感じた。 彼は資本主義への批判的な考えを述べる時、「祖国のために働くの...
かの有名なAK27の設計者の自伝。 富農撲滅の政策が取られた時に虐げられたのに、なぜ国のために武器設計に没頭したのか読むまでわからなかった。だけど読んでみて、「祖国」への強烈なまでの愛が生んだ結果なんだなって感じた。 彼は資本主義への批判的な考えを述べる時、「祖国のために働くのであって、一部の富裕層を潤わすために働きたくない」と言うようなニュアンスのことを書いていて、たしかになるほどと思った。 彼は素晴らしい設計を誰も利用しなくて済む日がきますように。
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カラシニコフ。今も、AK47として世界に名を轟かせる銃だ。その設計者カラシニコフを通して、当時の世界にを覗き見ることができる。カラシニコフ自身もっと裕福な生活をしているのではと思っていたのだが、意外につましいものだと思った。それ以前に、まだ存命中とも思わなかったが。
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