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大坂侍 講談社文庫
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大坂侍 講談社文庫

司馬遼太郎(著者)

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大坂侍 講談社文庫

544

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1985/11/01
JAN 9784061836174

大坂侍

¥544

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2022/07/10

大阪市に赴任したので、タイトルに惹かれて図書館にて借りる。現住地域が何度も登場するのを目にするうちに、この地域に愛着が湧くようになってきた。 商人の町大坂の独特の価値観が小気味良く描かれていて、隠れた好作品だと思う。 <気に入ったフレーズ> 世に強い人間というのがある。出世をし...

大阪市に赴任したので、タイトルに惹かれて図書館にて借りる。現住地域が何度も登場するのを目にするうちに、この地域に愛着が湧くようになってきた。 商人の町大坂の独特の価値観が小気味良く描かれていて、隠れた好作品だと思う。 <気に入ったフレーズ> 世に強い人間というのがある。出世をし、金をもうける。この男たちの皮膚は足の裏のように固くて、他人の好意にきわめて鈍感にできている。(P130) 確かにこういう奴がいる(笑) 大坂という街の関心は、氏素性よりも、甲斐性であり、現に、佐平次は、弁口の才と愛嬌をもって、他人のふぐりをスルリと握る技術に長けている。(P51) 氏素性より甲斐性。上手い表現だ。

Posted by ブクログ

2013/04/15

いろいろな「大坂侍」が出てくる中、最後の編で主人公又七が、「大坂」を否定しつつも結局は「大坂」から逃れられず、しかも骨の髄からどっぷり「大坂の人(=大阪ではない!)」になっているところがこの短編集のミソ、なのかなぁ。 最後の『年譜』がとてもうれしかったりします。

Posted by ブクログ

2012/07/26

大坂をテーマにした時代小説。 江戸との文化の違いに驚かされること 数多く。 冒頭の2つはちょっと色香が 強い作品なので面食らいましたが そのうちの1つはまさにゲンナリンです。 本当にかわいそうとしか言いようがないものです。 時代が変われば…というもの。 傑作は2つの泥棒もので...

大坂をテーマにした時代小説。 江戸との文化の違いに驚かされること 数多く。 冒頭の2つはちょっと色香が 強い作品なので面食らいましたが そのうちの1つはまさにゲンナリンです。 本当にかわいそうとしか言いようがないものです。 時代が変われば…というもの。 傑作は2つの泥棒ものでしょうか。 特に1つはやはり凄腕の泥棒は 最後の最後まで違うや!! という典例でしょう。 ほんとうにすごいことをやってしまうのですから… 全部面白かったです。

Posted by ブクログ