商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/03/20 |
JAN | 9784101176079 |
- 書籍
- 文庫
まひる野(下)
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まひる野(下)
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商品レビュー
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京都の老舗の扇子商を女手ひとつで切り回す辻村多紀は、弟が内ゲバで殺してしまった学生の通夜で、その父親、柚木洋文と出会う。周囲の冷たい視線と母親の罵倒の中で、毅然としてかばってくれた柚木に、多紀は殺人事件の加害者と被害者の家族という関係をこえて引かれるものを感じる。それは28歳にし...
京都の老舗の扇子商を女手ひとつで切り回す辻村多紀は、弟が内ゲバで殺してしまった学生の通夜で、その父親、柚木洋文と出会う。周囲の冷たい視線と母親の罵倒の中で、毅然としてかばってくれた柚木に、多紀は殺人事件の加害者と被害者の家族という関係をこえて引かれるものを感じる。それは28歳にして初めて多紀が知った恋であった。京の雅のなかに現代のロマンを刻んだ長編。
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評価は3. 内容(BOOKデーターベース) 初めての許されぬ恋に揺れ動く多紀の心。大学医学部の教授という社会的地位をも顧みず多紀に傾いてゆく柚木。二人が初めて津和野に旅行したその途中、こんどは弟の隆彦が内ゲバの報復を受けたことを知らされる。植物人間になった弟をかかえながら、多紀は新しい生命を身ごもるのだが…。光にあふれながらも静まりかえる京の白昼野にも似た孤独の現代に愛の可能性を探ったロマン。
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不倫小説というと、どろどろとした後味の悪いものが多い中で、まひる野はとてもきれいな純愛のような小説だった。柚木さんが誠実で、たきさんが育ちが良く、上品で物腰が柔らかく、尚且つ京都弁であるからかと思う。その上、彼女は美しく、芯の強い女性であることが魅力的だった。 不倫で奥さんを傷...
不倫小説というと、どろどろとした後味の悪いものが多い中で、まひる野はとてもきれいな純愛のような小説だった。柚木さんが誠実で、たきさんが育ちが良く、上品で物腰が柔らかく、尚且つ京都弁であるからかと思う。その上、彼女は美しく、芯の強い女性であることが魅力的だった。 不倫で奥さんを傷つけていることは事実なのだけど、なぜかこの二人には子供のいる幸せな生活を送ってほしかった。
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