- 新品
- 書籍
- 書籍
戦後教育は変われるのか 「思考停止」からの脱却をめざして
2,200円
獲得ポイント20P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 学術出版会/日本図書センター |
発売年月日 | 2008/04/10 |
JAN | 9784284101257 |
- 書籍
- 書籍
戦後教育は変われるのか
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
戦後教育は変われるのか
¥2,200
在庫なし
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
貝塚さんの主張はどの本でも一貫している。「修身教育を批判する人・肯定する人のほとんどは修身教育についての文献を読んでいない。」「文献をあたってみれば、修身科が現在の道徳のように機能していない(未履修や修身の時間に違うことをしていた)ということがある」、「GHQも日本の修身科を肯定...
貝塚さんの主張はどの本でも一貫している。「修身教育を批判する人・肯定する人のほとんどは修身教育についての文献を読んでいない。」「文献をあたってみれば、修身科が現在の道徳のように機能していない(未履修や修身の時間に違うことをしていた)ということがある」、「GHQも日本の修身科を肯定的に評価しているにもかかわらず、日本側が修身科を厳しく批判したのだ」ということだ。一貫しているため、貝塚さんの本をどれか1つ読めばその要主も捉えることができるだろう。 本書は上記に加えさらに、教育問題の「二項対立」の批判を行っているのが特徴だ。 気になったのは次の文章。 ・「道徳性をどう評価するのか」という問題は確かに難しい課題である。しかし、(中略)これは算数でも国語でも同じことだ。(中略)難しいのは当たり前ではないか。「評価が難しい」から「徳育の教科化」はできないという反対論は、「ためにする批判」であり、「思考停止」の態度が見え隠れする。「徳育の教科化」を批判するのは簡単である。では、(中略)反対論者に「徳育の教科化」に代わる「妙案」はあるのか。少なくとも筆者は、(中略)批判する側からの説得力のある「妙案」を聞いたことはない。(p.156) ・(修身科の反省を踏まえているので)人間としての生き方の形式として「型」を教えることを神経質なまでに避け、まずは、子どもに「感動」を与えることが重要であるという昨今の状況は、こうした「いびつ」な状態の延長線上にあるといえよう。しかも深刻なことは、こうした状況が結局は子ども達の「道理の感覚」を鈍らせることに、ほとんど注意が払われていないことである。(p.152) (まっちー)
Posted by