FRAGILE B-PRINCE文庫

木原音瀬【著】

• 販売会社／発売会社: アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング
• 発売年月日: 2008/04/07
• JAN: 9784048670029

商品レビュー

2013/07/22

以外な結末？

[ゴロー]

大河内はイジメ抜いた部下・青池が自分にハサミで切りかかった上、会社を辞める事になり清々していたが、その夜青池が自宅に押し掛けてきて情勢は一変する――。

　大河内が余りにも性格が悪くて、青池が彼に惹かれたのが共感できない――というか、惹かれるのはまだしも惚れちゃうのが理解できない。まー人の好みはそれぞれで、だからこそ世の中上手く回ってるとは思うのですが・・・。他の方の感想で痛い、という意見が多かったのでちょっと覚悟して読んだのですが、私にとってはそんな事はなかったです。結末がちょっと意外というか、あの男がそんな風になるだろうか？とちょっと違和感がありましたが、先へ先へと読み進めてしまうパワーはあったので★４つにしときました。

2024/06/28

なかなかハードだけど監禁モノの平成BLっぽいので好きな味ではあった。主人公（受）の性格がひたすら悪いのが最高で、良い。ただあくまで「BLの」胸糞って感じなので、ちょっと物足りない感じもあった。
成長もクソも無い感じなので、好みじゃない人が読んだらちょっとキツそう。

2022/12/29

面白くて一気読み。

攻め受け共に強烈な性格で、特に受けの大河内の性格が悪すぎて笑っちゃうくらい。
虐め抜き退職に追い込んだ張本人である大河内に、恋情を抱きつつも監禁して凌辱の限りを尽くす青池の方もなかなかに鬼畜。
後半「そう来るか…！」と思わされるのが小気味よかったです。すごいな大河内！ってなりました。
最終的には大河内が「不幸だ」と思いながらもまんざらでもないんじゃ…？とこちらに思わせるところで終了。
いい意味でも悪い意味でも余韻の残る作品でした。

今後「○液まみれのドッグフード」を超えてくる食事は、なかなか出て来ないのでは笑