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ブッダの宇宙を語る(下) NHKこころの時代
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ブッダの宇宙を語る(下) NHKこころの時代

哲学・心理学・宗教

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ブッダの宇宙を語る(下) NHKこころの時代

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会
発売年月日 2002/09/25
JAN 9784149104461

ブッダの宇宙を語る(下)

¥935

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2011/04/05
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基本コンセプトの理解をブラッシュアップ。 ◆学んだこと ○私=真の自己=菩提心? 諸関係を統合しつつ、自分自身のかけがえのない生命を発揮し、実現したいという深い願いのこと・・・大乗仏教では、菩提心と呼んだ・・・ (P8) ○「体」と「用」とは? 体=存在。用=はたらき。 用をいうときは、用の中に体が含まれており、体をいうときは、体の中に用が含まれていて、用だけ、体だけと分けられるものではない。 (P15) ○関係の世界=「異体」と「同体」? 異体の関係=異なるもの同士の関係(縁)。 関係の中にある、ある一つのものは、それ自身の中に他を入れている、あるいは他そのものと一つであるといった事態。 同体の関係=内在している自と他の関係(因)。 他のものと互いに摂め合ったり、他になりつくしていたりといった事態。     ┌─相即(体)  異体─┤       └─相入(用)     ┌─一即多・多即一(体)  同体─┤       └─一中多・多中一(用) 異体も同体も他が入るという点では同じ。そのうえで異体は異なるものの同士の関係を見て、同体は自分の中の他との関係を見る。 ○「十玄門」とは?  事々無礙法界の論理構造を解説したもの。法蔵『五教章』に準拠。 同時具足相応門 すべての関係が現に同時に成立している。 一多相容不同門 用の関係において、一と多が関係・独立している。 諸法相即自在門 体の関係において、一と多が関係・独立している。 因陀羅網法界門 用の関係において、あらゆるものの多重・重々の関係。 微細相容安立門 用の関係において、一に多を入れて整然と現前する。 穏密顕了倶成門 体の関係において、空・有ではなく、隠・顕が同時に成立。 諸蔵純雑具徳門 摂めるられるものは、摂めるものの(性質・性能)となる。 十世隔法異成門 過去・現在・未来が現在の中に相即・相入する。 唯心廻転善成門 縁起の世界は、唯一心が転じて善く(能く)生じたもの。 託事顕法生解門 重々無尽の縁起の世界で各々が他の一切の徳を具える。 ○「六相円融義」とは? 全体と部分の関係、全体の中の部分と部分の関係をまとめたもの。 事々無礙法界を悟るための見方で「十玄門」と表裏一体。 総相 全体に多の構成要素を備えている。 別相 多の構成要素は全体と異なる。 同相 多の構成要素が自ら一致協力して全体を成している。 異相 多の構成要素がそれぞれ互いに異なっている。 成相 多の構成要素と全体が互いに互いを成立せしめている。 壊相 多の構成要素の各々があくまで自分自身の特質を維持している。 異なるから一つになれる。対立があるから一致しうる。矛盾と同一が一つである。といったことかな。 ○時間に対する華厳の考え方? 「初発心時、便成正覚」は、華厳の時間に対する考え方を示す。初めて菩提心を起こしたとき、その菩提心に覚りの智慧すべて、仏智のすべてが含まれているということ。一方で、別相、異相、壊相なので、初発心時はあくまで初発心時とも考える。 京都を目指して、東京を出発したとき、東京はあくまで東京だけど、すでに京都が含まれているとも考えるということ? また、「順逆自在」という考え方もある。東京を出発したとき、京都には、逆に東京まですべての駅が入っていて、時間が逆に進む事態もあるとみる。 ○覚りの智慧1「根本無弁別智(こんぽんむべんべつち)」? 究極の真理である一味・平等の真如を無分別に見る智慧のこと。 ○覚りの智慧2「後得智(ごとくち)」? 根本無弁別智を得たのちに、ふたたび現象的な差別の世界を分別をもって眺める智慧のこと。真如を見る以前の「分別智」とちがって、この後得智はすでにそのなかから汚れがとり除かれ、清浄になって世間を観察するから、詳しくは「世間清浄分別智」とよばれる。この智によって具体的に世間の中で人びとを救済することができるという。事々無礙法界を分析すること? ○「如来蔵思想」と「如来(仏)の智慧」とは? すべての凡夫の中に如来(仏)になる可能性を蔵しているという考え方。それに気づくことで、如来の智慧が発揮する。如来の智慧は「空性」だけでなく、おのおの、その状況に合わせたものになる。 ○「性起(しょうき)」とは? 如来との関係で見ると・・・ 衆生=本性(空性)として真如と一つ→修行(性起)→仏果→ほかの衆生を救済 如来を離れて現象世界を見ると・・・ 不改の性(真如・法性)→隋縁(性起)→用を起こす(仏の智慧?)

Posted by ブクログ

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