1,800円以上の注文で送料無料

神はなぜいるのか? 叢書コムニス06
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

神はなぜいるのか? 叢書コムニス06

パスカルボイヤー【著】, 鈴木光太郎, 中村潔【訳】

追加する に追加する

神はなぜいるのか? 叢書コムニス06

4,180

獲得ポイント38P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NTT出版
発売年月日 2008/03/22
JAN 9784757101746

神はなぜいるのか?

¥4,180

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/11/01

宗教やそれらにまつわるものについて、文化人類学をはじめとした複数の学問からアプローチしたもの 人類の認知プロセスの一つとして、宗教を捉えて解説している。 宗教について漠然と自分で考えていたことがいくらか言語化されていて興味深かかった。 また、通常の宗教について書かれたものと発想...

宗教やそれらにまつわるものについて、文化人類学をはじめとした複数の学問からアプローチしたもの 人類の認知プロセスの一つとして、宗教を捉えて解説している。 宗教について漠然と自分で考えていたことがいくらか言語化されていて興味深かかった。 また、通常の宗教について書かれたものと発想が違っていて、刺激的であった。 やはりフランス人の本の日本語訳という感じの読みにくさがあることは否めない。

Posted by ブクログ

2024/05/29

本書は、宗教とは科学的にどう説明出来るか、を考察したもの。 結論、宗教(神)は現世人類が10万年間の「心」の生成・発達の進化で獲得してしまった負の副産物だ。ということ。 また本書は、科学界では宗教について研究することがタブー化していたが、それを克服した革命的な書と言われている(2...

本書は、宗教とは科学的にどう説明出来るか、を考察したもの。 結論、宗教(神)は現世人類が10万年間の「心」の生成・発達の進化で獲得してしまった負の副産物だ。ということ。 また本書は、科学界では宗教について研究することがタブー化していたが、それを克服した革命的な書と言われている(2001年出版 本題「宗教の原因説明」)。 ただ、素晴らしい考察だが、学術的正確性に凝り固まった「極めて慎重過ぎる」文章、まわりくどい言回し、重複意見の多さが非常に読みづらい。例えば「神」と書けば良いのに「見えざる超自然的行為者」と書いたり、「三位一体」を「この三人は確かに三人だが、本当は一人」と書いたり。また、何の説明も無く突然マイナー宗教や学者の名前が度々出てくる。まるで学術論文のようになってしまっている。 それに個別宗教の具体例が極端に少ない。出てくるのはアフリカのマイナー宗教(ファン人の信仰)が多い(本書で30箇所ぐらい言及されている)。本来であれば多くの人々に身近な、キリスト教、イスラム教、仏教の教義や歴史、信者へのインタビュー、現代カルト教団の事件などを具体例に出せば、かなり分かりやすい分析になったと思う。著者だってその知識はあるだろう。これが出来なかったのは、やはり「宗教」というテーマ。とりわけその信仰へ至る人間心理の不可思議を取り扱うがために、意図的にタブーとなったのかもしれない(文章の回りくどさもそれに由来するかも)。 第9章「なぜ信じるのか?」では、大人が子供に対して解りやすく、直接的でシンプルな言葉を選んで対話をする言語コミュニケーションシステムの話が出てくる。これはまさに学者が一般書籍を執筆する場合、どのような文章(対話)で書けば良いか、という本書の問題点に皮肉にも対応する。 つまり本書は、大変意義ある考察だが「解りやすく説明する」を怠っている。 超訳版を出版したほうが良い。 ファン人が著者に「霊がなぜ見えないのか」語った説明「霊は平べったい。そして私たちに対して横向きに構える。だから薄くて見えない」426 西洋人の仏教に対する期待は、個人的な神秘体験や形而上学的なものばかりである。仏教が根付く東洋ではそのようなものよりも儀礼や倫理哲学として仏教を取り入れている。400 世界各国のほとんどの幽霊が「見えるのに声が聞こえない」「聞こえるのに見えない」のどちらかに当てはまる。実はこれが恐怖の原因ではないか。人類は歴史のほとんどで捕食者に怯えて生きてきた。そこでは捕食者が「見えるのに聞こえない」「聞こえるのに見えない」のが不気味で恐ろしい。幽霊の恐怖とは、この名残りではないか。191

Posted by ブクログ

2014/04/25

原著の刊行が2001年で『神は妄想である 宗教との決別』リチャード・ドーキンス、『解明される宗教 進化論的アプローチ』 ダニエル・C・デネットに先んじている。これにニコラス・ウェイドを加えて「宗教機能学」と名づけても見当外れではあるまい。その嚆矢(こうし)がパスカル・ボイヤーであ...

原著の刊行が2001年で『神は妄想である 宗教との決別』リチャード・ドーキンス、『解明される宗教 進化論的アプローチ』 ダニエル・C・デネットに先んじている。これにニコラス・ウェイドを加えて「宗教機能学」と名づけても見当外れではあるまい。その嚆矢(こうし)がパスカル・ボイヤーである。 http://sessendo.blogspot.jp/2014/04/blog-post_306.html

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品