商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1999/10/21 |
JAN | 9784005000258 |
- 書籍
- 新書
漢語の知識
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漢語の知識
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商品レビュー
4
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勉強、落第、浪人、因縁、先生、首相、文化などの言葉が、いかに中国の漢語から遠く離れて日本語として独自の意味をもつようになったのか、説明は子供向けであるだけに大変分り易いです。「相」の字が「木偏」ではなく、「目偏」だという理由が全く新鮮でした。確かに「相」は木ではないですし、意味合いも木には全く関係がないですね。106白川静「漢字百話」中公新書11/20/06国語「眞」の恐ろしい元意。李白・杜甫・白楽天らの使った漢字の数が約4500文字であるなど。著者の本はおどろおどろしい宗教・呪術の説明が続くのは苦手ではありますが、後半はそういったことから離れて、日本における漢字の問題を取上げているので、後半は読みやすかったです。万葉時代の「思う」「想う」「念う」「懐う」などの意味の違いは微妙なニュアンスを使い分けていたわけで、そういったきめ細かさが失われていくのは、人の心にも影響していくように思います。
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