1,800円以上の注文で送料無料

セーヌ左岸で 中公文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

セーヌ左岸で 中公文庫

犬養道子(著者)

追加する に追加する

セーヌ左岸で 中公文庫

607

獲得ポイント5P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 1977/11/10
JAN 9784122004894

セーヌ左岸で

¥607

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2007/10/13

 犬養首相の孫娘が作者。  エッセイというのは往々にして作者の人間性を教えてくれる物であるのだけれど、10代の少女じみた頑なさが、ちょっとビックリするくらい強烈に感じられる。  外国生活が長いからなのか、外国と比べて日本を痛烈に批判する箇所も見受けられてなかなか面白い。  出てく...

 犬養首相の孫娘が作者。  エッセイというのは往々にして作者の人間性を教えてくれる物であるのだけれど、10代の少女じみた頑なさが、ちょっとビックリするくらい強烈に感じられる。  外国生活が長いからなのか、外国と比べて日本を痛烈に批判する箇所も見受けられてなかなか面白い。  出てくる知り合いが片っぱしから歴史上の大人物ってあたりに作者の究極のお嬢様像が垣間見れる。  ひょっとしたらこの人は本当に日本で最後の『お嬢さん』だったんじゃないかと思う。  あまりにも有名過ぎる人間たちに囲まれてしまったが故の、辺りをきっと睥睨しているような厳しさと奔放さのギャップ。  滲み出るような日本への思い。まるで自分が日本を背負っているかのような気概は、今の日本人には滑稽に映るかもしれない。  でも、私はカッコイイと思う。思うから何度も何度も読み返す。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品