商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/03/15 |
JAN | 9784106102547 |
- 書籍
- 新書
つぶせ!裁判員制度
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つぶせ!裁判員制度
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商品レビュー
3.1
7件のお客様レビュー
ところどころに筆者の妙に感情的な文章が見られて、読んでいて違和感があった。 とは言え、国民の声を無視した制度の導入、裁判官が(暗黙の了解とは言え)守秘義務を果たせなかった例もあるくらいなのに裁判員にも課している、最高裁のマスコミ(記者クラブ)との癒着、サクラが混じったタウンミーテ...
ところどころに筆者の妙に感情的な文章が見られて、読んでいて違和感があった。 とは言え、国民の声を無視した制度の導入、裁判官が(暗黙の了解とは言え)守秘義務を果たせなかった例もあるくらいなのに裁判員にも課している、最高裁のマスコミ(記者クラブ)との癒着、サクラが混じったタウンミーティング、税金を投入して広報活動、にも関わらず世論調査では国民の裁判員制度への評価は悪い、となれば気持ちも分からなくは無いと思った。 事実認定と量刑の問題について、尊属殺人罪の例(尊属殺法定刑違憲事件)を出して、裁判員が量刑を決定することが出来ないことに異議を唱えていますが、これは確かにおかしいと思った。 「国民の声が反映されて良い」と思っている人は一度目を通したほうがいいかもしれない。
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日頃から疑問視していた裁判員制度。元判事が問題点を洗いざらいぶちまけてくれる。この制度、本当に必要なのか。問い直させられる。
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司法は国会や政府から独立し、ただ法のみに縛られるという考え方らしい。三権分立で三権が相互にチェックし合うことが民主主義の基本だと思っていたが、ちょっと異なる。 三権の中で立法行政が目立ち、重要だと感じてしまいがち。立法行政と比して司法の重要性を普段感じないのは生命身体思想信条の危...
司法は国会や政府から独立し、ただ法のみに縛られるという考え方らしい。三権分立で三権が相互にチェックし合うことが民主主義の基本だと思っていたが、ちょっと異なる。 三権の中で立法行政が目立ち、重要だと感じてしまいがち。立法行政と比して司法の重要性を普段感じないのは生命身体思想信条の危機を実感する必要もない平安な世に生きているからかしらん。 本書の要点は、憲法には裁判は法によって裁かれると規定してあり、裁判員は法を知らない素人だから法に基づいて裁くことはできないというもの。ただ「法によって」という要件は、法の素人かプロかということで決まるものかな。皮肉っぽく言えば、法のプロとしてのプライドみたいなものが主張の底にあるんじゃないか。 米国の陪審員制度との比較を期待したが、ほとんど無い。 筆者の主張は間違っていないとは思うし、自分が裁判員に選ばれればと想像すると不安も感じるが、ではそもそもこの裁判員制度を導入しようとしたのは誰で何が目的なのか。最高裁が、、、としきりに筆者は言うが、最高裁判事と筆者は同じ法のプロでしょ。何が違うのか。何か裏があるのかわからない。 ちょっと期待外れもあるけど、裁判制度の理解には役立ったので良かった。
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