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“食の安全"はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実 アスキー新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アスキー |
発売年月日 | 2008/03/25 |
JAN | 9784756151353 |
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“食の安全"はどこまで信用できるのか
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
著者は、かつてハムソーセージメーカーで工場長をしていた経験を基に、いかにして日本の食品流通の現場における安全管理があいまいであり、消費者を向いていないかを憂う本である。 食品偽装問題でお茶の間の話題となった多くの例を取り上げ、その本質と全体に共通する背景について解説している。安...
著者は、かつてハムソーセージメーカーで工場長をしていた経験を基に、いかにして日本の食品流通の現場における安全管理があいまいであり、消費者を向いていないかを憂う本である。 食品偽装問題でお茶の間の話題となった多くの例を取り上げ、その本質と全体に共通する背景について解説している。安い賞品、安定供給を要求する小売の姿勢と、それに応えようとする製造メーカーが、消費者ではなく、自分たちの利益を追求する結果、こうした問題が発生する問題の根本だとしている。 一方、食品行政は、法制度の不備が多く、上記の企業が必ずしも違法行為を行っているわけではなく、グレーなゾーンが多く存在することもまた理由の一つである。 しかしながら、消費者が自覚するべきなのは、安いものには理由があるということであり、安いからといって手放しで歓迎するのではなく、その理由をしっかりと認識した上で、納得できるのであれば安い食品を受け入れるべきであろう。 当然、生産者・供給者側からの情報提供によってそれは成り立つのであり、供給者と消費者の両者の意識改革があってこそ、日本の食品流通の質が向上するというものであろう。 本書は、わかりやすい文章でかかれており、食品業界に携わるひとだけではなく、むしろ一般の人こそ読むべき本であろう。食品と無縁でいることの出来る個人は、いないわけであるから。
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食品業界の、数々の"常識"が列挙され、何とも言えない気分に。最近も異物混入騒ぎがあったが、本書が書かれた2008年当時と何も変わっていないのだろう。売り手の良心に期待する考えは甘いのか。
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この本を読むと日本の食品管理の不思議さが見えてくる。対面販売なら賞味消費期限の義務がないこと、賞味期限が製造者の任意で決められること、賞味消費期限は表示されてもいつ生産されたかの製造年月日の表示義務はないことなど、著者は日本の食の管理体制が甘いと指摘する。 赤福事件も消費期限パッ...
この本を読むと日本の食品管理の不思議さが見えてくる。対面販売なら賞味消費期限の義務がないこと、賞味期限が製造者の任意で決められること、賞味消費期限は表示されてもいつ生産されたかの製造年月日の表示義務はないことなど、著者は日本の食の管理体制が甘いと指摘する。 赤福事件も消費期限パッケージを巻きなおしたことではなく(これ自体は違法にならない、合法)、いったん冷凍をしたことが加工にあたるという点で違法摘発になったということは驚いた。ホープの肉表示事件でも、牛肉100%とうたっておきながら牛肉が入っていなかったが、BtoB(企業相手への卸業務)の場合は摘発する法律がなくこの点では違法性は問われてないなども、へぇっと思った。 とりあえず、まずは日本・世界の現状を知ることからはじめなくてはと思った1冊。
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