商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店 |
| 発売年月日 | 1984/09/01 |
| JAN | 9784041459645 |
- 書籍
- 文庫
ドサ健ばくち地獄(上)
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ドサ健ばくち地獄(上)
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商品レビュー
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初めて「麻雀放浪記」を読んだ時から阿佐田哲也のファンになった。本作の内容とは直接関係ないが、ここではまず阿佐田哲也について触れたい。 現在、Mリーグ人気によって麻雀は小学生の大会まで開催される健全で知的なゲームとして普及しているが、その功績は阿佐田哲也によるものが大きい。まず不朽...
初めて「麻雀放浪記」を読んだ時から阿佐田哲也のファンになった。本作の内容とは直接関係ないが、ここではまず阿佐田哲也について触れたい。 現在、Mリーグ人気によって麻雀は小学生の大会まで開催される健全で知的なゲームとして普及しているが、その功績は阿佐田哲也によるものが大きい。まず不朽の名作「麻雀放浪記」の連載によって1970年代~80年代に空前の一大麻雀ブームが起こった。テレビ番組「11PM」では麻雀コーナーがあり、阿佐田哲也によって結成された「麻雀新撰組」の活躍によって各地域でバラバラだったルールは統一され、牌を捨てる際の手つきや対局中の所作を洗練させ現在の競技麻雀の基礎を作った。新撰組のメンバーだった小島武夫や古川凱章などは麻雀会を代表するスターになる。1981年には日本プロ麻雀連盟を創設し初代会長に就任。阿佐田哲也の活躍によって、それまで「不謹慎な博打」というイメージが強かった麻雀を「知的で技術を競う競技」として世間に認知させたと言ってよい。 さて本作の話をすると、これは「麻雀放浪記」の中でもピカイチの強烈なキャラクター「ドサ健」を主人公にしたスピンオフ的な作品だ。坊や哲のモデルは阿佐田哲也自身だが、ドサ健は戦後上野界隈の賭場に実在した伝説的な相場師かつ勝負師の「相場さん」という人がモデルらしい。本作は全員が悪党のピカレスク小説。敗者がどのように朽ちていくか、その「負け方の美学」を描く点に阿佐田哲也の真骨頂がある。現代だと「ギャンブル依存症」と片付けられそうだが、そんな生易しいものではなく、博打に己の生き様を賭け、最後には墜ちるしかないと分かっていながら破滅の道を進む人たちが鮮明に描かれている。
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阿佐田哲也『ドサ健ばくち地獄』(角川書店、S59) 「麻雀放浪記」シリーズのスピンオフ。天涯孤独のばくち打ちドサ健とその周囲に群がるばくち打ちのお話。勝ったり負けたり、誰からカモられるか敵対関係の一方、結局こいつらとしか遊べないというゆるい仲間感。悪漢小説の本領が出ています。 ...
阿佐田哲也『ドサ健ばくち地獄』(角川書店、S59) 「麻雀放浪記」シリーズのスピンオフ。天涯孤独のばくち打ちドサ健とその周囲に群がるばくち打ちのお話。勝ったり負けたり、誰からカモられるか敵対関係の一方、結局こいつらとしか遊べないというゆるい仲間感。悪漢小説の本領が出ています。 登場するばくち打ちは誰もが一定の技量を持ってイカサマ上等、周囲もそれをわかっていて高度な心理戦が展開されます。イカサマしようがなにをしようが、カモになるやつがいればそれでいい、と博打の本義を忘れないおおらかな姿勢。 胴元が儲かる構図とそれに固執する者、一方で主催者の義務としての廻し銭制度、貸付を回収できるか腕が問われるところです。 【本文より】 ◯金のケリは金でつけろ。それが一番簡単だ。金でケリがつけられないから負い目が大きくなっていくんだ。殿下、そこがお前にはわかっとらんよ。 ◯「馬鹿いうな。ばくちのプロなんて居るもんか。コロしたり、コロされたり、俺はしのぎのプロなんだよ」 ◯考えてみれば、北抜き麻雀に限らず、ばくちは、止めどきが大事なのである。止めようと思ったときに、すっと立てる人は、大怪我はしない。 ◯考えてみると、勝負は常に、トップと、次位以下の三人がおり、その三人が諒承しなければ、決着がつかないのである。」
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久々に読んだら、堤が思いっきりバナナマン日村で脳内キャスティングされた。 小説自体は、相変わらず面白い。
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