ちょっと古びたものが好き

岸本葉子(著者)

• 販売会社／発売会社: バジリコ
• 発売年月日: 2008/03/07
• JAN: 9784862380814

商品レビュー

2024/07/02

以前読んだ本で､感想も書いたのに､操作間違いで､消してしまった。

作者は､マンション住まいなのに､沢山の陶器！
品の良いものばかりを収集。
母からのものも……沢山あり､素敵なものばかり。

我が家も懐かしいものが溢れている。
有田焼､柿右衛門が好きだった父は､当時､母に､一揃い購入していた。
茶碗湯のみ､おてしょう皿､小鉢､煮物小鉢､茶碗蒸し椀　蓋付き､小皿､大皿……
それも､昔は､12客ずつ！

香蘭社のちょっと洒落た器も､砂糖入れなど､……
ほたる茶碗や湯のみも､落ち着いた雰囲気で､すかしが好きだった。

商社マンだったので､引っ越しもして､壊れて行ったものや割ったもので､数少なくなったが､本の僅か､私が､受け取って､使っている。

木箱に入ったまま､引っ越しの度に移動しているけど､後何年かで､私も飾れなくなる花瓶類も沢山ある！

作者のようにオールドノリタケや古伊万里など､無かったと思うけど､……

引っ越しの時､引っ越し業者から､この食器全部運ぶのか??と､呆れられたけど､捨てがたく､移動させた。

断捨離しないといけない気持ちは沢山あるのだけど､どれも捨てれない悲しさ。
物欲があるのは､まだ長生きするよ！と言われている。

作者のように､綺麗に整理出来たら一番良いのだけど……

心満たすものとして､もう少し､私の手元に置いておこう！

2024/03/16

意外にもどの本より焼き物の違いの説明が初心者にもわかりやすかった。

ただ、写真と説明となる文章のページが離れに離れてて見にくい。何回もあれ、どの写真の話？とページを言ったら来たりしないといけないのが煩わしかった。

2014/09/02

2012.1.12読了。
晴れた昼間、朗らかに話しながら、きれいなカップで、お茶を飲む。夫たちを勤めに送り出した後の、ひとときの休息。(中略)そんなひとときを持てることそのものが、平和の享受だったのかもしれない。ティー碗のような、美しく、壊れやすく、生きていくうえで役に立たないものこそは、命を脅かされるようなことがあれば、まっ先に顧みられなくなるのだろうから。(P12「お茶の時間」)