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入門・日本の経済改革 PHP新書20
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 1997/06/04 |
JAN | 9784569556352 |
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入門・日本の経済改革
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入門・日本の経済改革
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
1997年に刊行された本で、カレル・ヴァン・ウォルフレンに代表されるジャパン・バッシングと、それに引き続いて起こった規制緩和の大合唱の中で、日本的経営の長所を見なおし、「保守的革命」を提唱しています。 本書刊行当時、終身雇用と年功序列を基本とする日本的雇用システムや、「ケイレツ...
1997年に刊行された本で、カレル・ヴァン・ウォルフレンに代表されるジャパン・バッシングと、それに引き続いて起こった規制緩和の大合唱の中で、日本的経営の長所を見なおし、「保守的革命」を提唱しています。 本書刊行当時、終身雇用と年功序列を基本とする日本的雇用システムや、「ケイレツ」と行政指導に代表される日本社会の閉鎖性に対する批判の声が大きくなっていました。これに対して著者は、小池和男の研究を参照しながら、「日本的雇用システム」と呼ばれている雇用形態は、けっして日本にのみ見られる特殊なものではなく、世界に広く見られると主張しています。 それではなぜ、非効率的とされがちな日本的雇用システムと同じものが、広く世界中で採用されているのでしょうか。経済学が想定するような完全競争市場においては、必要な労働者は市場でいつでも調達できるので、メンバーがヒエラルキーやルールによって準恒常的に結び付けられた組織体としての「企業」は存在する必要がないはずです。それにもかかわらず、現実に「企業」が存在しているのは、それが経済的な合理性をもっているからにほかなりません。労働者は、企業内での実践を通して技能を獲得し、濃密なコミュニケーションを通して職場全体に関する理解を深めていくのであり、そのことが日本企業の生産性の高さを可能にしたのです。また著者は、青木昌彦や村上泰亮の研究を参照しつつ、「系列」と呼ばれる元請と下請の関係が、「信頼の絆」に基づく経済合理性をもっていることを主張しています。 こうして著者は、「信頼の絆」を断ち切ろうとする進歩主義を批判し、保守主義的な立場から社会や家族の紐帯の重要性を論じています。
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[ 内容 ] 日本経済の悲観論に根拠はあるのか、終身雇用は本当に日本に特有なのか。 「通説」を覆す「事実」を、豊富なデータをあげて解説し、「日本経済の危機」は社会の信頼関係の危機であることを強く訴える。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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情報が古いけど、いい本。 読みやすくわかりやすい。 ただし視点が反新自由主義で懐古的なところがあり、 人によっては好き嫌いが分かれるかも。 勤労の美徳というようなことなど、 儒教的といったらいいのかわからないけど、 作者の思想的な色が若干強く感じられ、 それについては個人的には...
情報が古いけど、いい本。 読みやすくわかりやすい。 ただし視点が反新自由主義で懐古的なところがあり、 人によっては好き嫌いが分かれるかも。 勤労の美徳というようなことなど、 儒教的といったらいいのかわからないけど、 作者の思想的な色が若干強く感じられ、 それについては個人的には同意できるんだけど、 経済の入門書としては合理性、客観性が低いかもしれない。
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