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クリエイティブ資本論 新たな経済階級の台頭
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クリエイティブ資本論 新たな経済階級の台頭

リチャードフロリダ【著】, 井口典夫【訳】

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クリエイティブ資本論 新たな経済階級の台頭

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ダイヤモンド社
発売年月日 2008/02/28
JAN 9784478001738

クリエイティブ資本論

¥3,080

商品レビュー

4

24件のお客様レビュー

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2020/08/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

積ん読消化中 アメリカ労働者の3800万人をクリエイティブクラス、 クリエイティブクラス=フリーアドレスでフレックスタイムで非定型業務で。。。 うーん、すごい人が書いたすごい本なんだろうけど、「クリエイティブ」という定義の広い言葉を、けっこう都合良くつまみぐいして、キャッチーな部分だけ都合良く繋げているように読める。 トヨタのラインでカイゼン案を出す人をクリエイティブ、そういうのをクリエイティブ組織と褒める一方で、時間に縛られず労働してアートとエクササイズが好きなクリエイティブクラスが..みたいな書き方を随所にする。 マスコミが好きそうな統計はすごくたくさんある。(クリエイティブな都市ランキング、とか)けど、機序の説明はあまりない。 よくつまみ食いされる「ゲイの多い都市はクリエイティブ」「子供に優しい都市はクリエイティブ」は、たとえばサンフランシスコはゲイで引き合いに出されるが子供は多くなく、ポートランドは子供に優しいがゲイは多くない。 そういう別々の指標でどこか一つ目立ったものを指して「これはクリエイティブ」と引っ張っていくのは、かなり雑に思える。 「クリエイティブな仕事が増えていて、それが重要である」ということに異論なく、そういうことに理解がなかった社会をフロリダが変えたというのが価値だと思うけど、オピニオン以外のものを受け取るのはちょっと厳しかった。

Posted by ブクログ

2018/10/08

これまでのような、ブルーカラーとホワイトカラー、又は富裕層と中間層、貧困層などという切り口とは異なり、クリエイティブクラスという独自の視点にて社会階層の分類を行っている野心的な経済学の論文である。冗長で難解なのが難点ではある。 映画プロデューサーやデザイナーなどといった狭義のク...

これまでのような、ブルーカラーとホワイトカラー、又は富裕層と中間層、貧困層などという切り口とは異なり、クリエイティブクラスという独自の視点にて社会階層の分類を行っている野心的な経済学の論文である。冗長で難解なのが難点ではある。 映画プロデューサーやデザイナーなどといった狭義のクリエーターだけではなく、価値を生み出す仕事に従事するあらゆる人達をクリエイティブクラスとし、それを支える産業に従事するサービスクラスがある。サービスクラスはクリエイティブクラスの勃興とともに伸びてきている分野でる。このいずれにも属さないのが、従来のワーキングクラスであということだ。 かつて、工場での労働は創造性が要求される要素は多くあったというが、現在は多くの工程がマニュアル化、標準化され、労働者は指示されたとおり、規程どおりに作業を行えばよいだけになっている。技術の進歩により、その傾向はますます拍車がかかり、労働者の意欲と共にクリエイティビティを奪っているのである。かつて、日本の自動車産業がアメリカを凌駕し始めた時代、生産改善やコスト削減などにおいて、日本の工場の現場は非常にクリエイティブであったのである。 現代は、ワーキングクラスにおけるクリエイティビティが奪われているのが現状であり、今後大きな社会問題となることを警告している。モップを動かすだけ、箱を積み重ねるだけ、部品をつけるだけといった機械的な作業に何百万人の人を従事させることは人の能力を社会的に浪費していることと同義である。かつて、プランテーションで綿花を摘む作業を強要したことのように、いつの日か倫理的にも経済的にも時代に逆行しているとみなされる日がくるであろう。クリエイティブクラスに従事するものの同義的責任として、その他多くの人々のクリエイティビティを開発し、あらゆる人々がクリエイティビティ経済に組み込まれるようにするべきである。著者のRフロリダは最終章で、警告している。

Posted by ブクログ

2017/05/11

・クリエイティビティは究極の経営資源 ・クリエイティブ時代を支えるのは、開かれた競争 ・地域の選択は主にライフスタイルの観点からなされる ・経済発展は、寛容性が高く、多様性に富む  (クリエイティブ資本が高い)地域で起きている ・クリエイティブな人は、  クリエイティブな人...

・クリエイティビティは究極の経営資源 ・クリエイティブ時代を支えるのは、開かれた競争 ・地域の選択は主にライフスタイルの観点からなされる ・経済発展は、寛容性が高く、多様性に富む  (クリエイティブ資本が高い)地域で起きている ・クリエイティブな人は、  クリエイティブな人が集まるところに住みたがる(類は友を呼ぶ) ・1人の人間が多様な顔を持つ。  作家であり、研究者であり、自転車乗りであり・・・ ・「スーパークリエイティブコア」  新しい形式やデザインを生み出す。問題解決/問題発見を行う ・殆どのクリエイティブな労働者は、フリーエージェントではない。  フリーエージェントの世界は、大企業なしには考えられないものだろう。 ・「上司は部下の仕事について理解していない」  (The New World of Work バーレイ 1996) ・ドレスコード:多様性と寛容性のコード ・人は自分の近くにいる人と最も相互作用しあい、  23m以上離れている人とはめったに相互作用しない(Allen, 1997) ・クリエイティブクラスは、長時間働く ・クリエイティビティは、仕事と遊びがまじりあったもの ・絶えず刺激や経験を求めずにはいられないというのも、中毒のような状態 ・企業が集まるのは、才能ある人々が集中することで生まれる力を利用するため ・人的資本理論によれば、経済成長は高等教育を受けた人々がいる場所で起こる。  クリエイティブ資本理論では、クリエイティブ資本を保有する人々が   好む地域に経済成長が起こる。  社会関係資本理論では、社会的結束と信頼そしてコミュニティーの連帯の  産物として経済成長があると考える ・クリエイティブな人々は少ない強い絆と多くの弱い絆を好む ・ジェイコブスの古典「アメリカ大都市の死と生」1969 ・地域経済の原動力としての大学:技術、才能、寛容性を相互連関させる ・子供にやさしい都市はクリエイティブ

Posted by ブクログ

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