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ボローニャ紀行
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ボローニャ紀行

井上ひさし【著】

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ボローニャ紀行

1,309

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/03/01
JAN 9784163690902

ボローニャ紀行

¥1,309

商品レビュー

4.7

14件のお客様レビュー

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2014/02/05

ボローニャという都市が、イタリアが、とても好きに、なってしまった。考え方が、素晴らしい。古いものに対する思考が根本から違う。組合、国家と都市。考えさせられた。最古の大学。学生が管理するので教授の人選、学長の指名も学生がする。また、学生が増えてきたので二階を道路に突き出すように増築...

ボローニャという都市が、イタリアが、とても好きに、なってしまった。考え方が、素晴らしい。古いものに対する思考が根本から違う。組合、国家と都市。考えさせられた。最古の大学。学生が管理するので教授の人選、学長の指名も学生がする。また、学生が増えてきたので二階を道路に突き出すように増築。それが屋根付きの歩道になった。大学の単位取得は、公開での口述と、筆記。討論しながら意見をまとめていく。すごい。ホームレスの劇団の創設。社会との接点を作る為。市内の清掃、夜間の見回り、廃品の再生もホームレスの仕事。また、映画好きがフィルムの再生をしたところ、世界から修復の依頼が来る。それが拡大して、映画の図書館や子供用、イタリア用、外国用の映画館が出来る。それで人が集まってくる。工業では、フェラーリ、ドゥカティ。親会社の技術は、持ち出してよいが、同じものを作ってはいけない。学生が管理する産業博物館。流行りがファッション、定着したのがモード。うーむ凄い。ムッソリーニがバシッと決めてヒットラーを見下してたとは、知らなんだ。また、ナチのデザインをボローニャに頼んでいたのも知らなかった。アルマーニのソフトスーツのアイデアは、日本の浴衣だとか。チップを払わないで良いようにしてサービス料金を貰う方式を発明したのが日本の帝国ホテルで、それが世界中に広まったとか。コロッセオは、五万人収容、そこで完成祝いが百昼夜あり、五千頭の猛獣が殺された。トラヤヌス帝の時に117日の闘技で、九千人の闘士が亡くなった。

Posted by ブクログ

2012/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

題名だけ見て、ただのいつもの紀行文、知っている事ばかりでまた退屈かな~と思ったが、とんでもない。 さすが井上ひさし(彼の本読んでないけど!)、文章はわかりやすくて面白いし、引用をうまく使って深みのある内容。 日本との比較も非常に的確。 イタリア・パルチザンにはある本をきっかけに興味を持っていたが、まさかこの本で触れているとは思わなかった。 キリスト教にも触れたことがある彼ならでは書ける内容だし、 もっともっといろんな街について書いてもらいたかった。 ボローニャは食べ物がおいしくてポルティコのある街としてしか 認識が無かったので、改めたい。そしてまた行きたい。 でもやっぱり、お肉は食べちゃうかな(笑)

Posted by ブクログ

2012/05/15

ロータリー財団の奨学生として留学していた町 ”ボローニャ”について、本当に興味深い視点で書かれた本です 実際に、この本片手に、ボローニャを散策した思い出も!

Posted by ブクログ

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